GOURMET

阪神西宮|旬の魚の創作料理でおいしいお酒が楽しめる店

阪神電車西宮駅の北側すぐ、表通りに面していない落ち着いた一角に「酒菜や つねはる」はあります。名前の通り、旬の魚がおいしいこだわりのお店。実は今回とある仕事先との打ち合わせを兼ねて訪ねてみました。

落ち着いた照明の店内は、明るすぎず暗すぎず。掘りごたつテーブルに落ち着いて、とりあえず乾杯します。そしてまずは、お任せ刺身三種盛りと牡蠣マヨディップの牡蠣フライ。これがまたどちらも最初からいきなりホームラン、といった感じです。あ、いや、大したことないですけどね。写真でご覧戴いてますが、それでご想像いただくよりかなりだいぶ美味しいだけですから。

みんなおなかが空いているのも手伝って、あっという間に消滅してしまいます。次に出てきたのは鶏天。我々若者は最初から揚げ物で飛ばします。春はあげものといいますし。魚の店なのにこの鶏がまた美味しい。とてもジューシーです。

そして、秋田名物いぶりがっことマスカルポーネチーズ。文字で書くと違和感ありありなこの取り合わせが、食べてみるとまるで誂えたようにぴったりなんですね。

そしてまた揚げ物。とうもろこしのかき揚げ焦がしバター醤油で、というメニュー。文字で読んだだけで絶対に美味しいやつですが、食べたらさらに美味しいやつでした。

そしてそしてさらに掟破り。牛ハラミのビーフカツ。これはもう美味しくないわけがないのです。美味しくないことがあろうかいいやない、なんて古典で習った反語表現で言い表してしまうくらいなのです。

続いて定番のぶり大根。これはもうど真ん中というか、味がしゅんでいて日本の幸せを凝縮したような一品ですね。

れんこん饅頭きのこあんかけ。これまた幸せな味です。春まだ遠い(注・この日は2月27日でした)戸外の寒さを忘れさせてくれる温かさとやさしさ、とでもいいますか、きのこの山のその奥にたけのこの里があったとさ、なんてフレーズをついつい思い出してしまいます(いやいやそれめっちゃ古いし)。

ジャンボマッシュルームの鉄板焼き。注文してからみんなで「どんな大きさかな」「言うてもマッシュルームやし」「こんなくらいかな」「いや、意外とこーんなんかもしれない」「それ、もはやマッシュルームと違うものだし」「探偵ナイトスクープの巨大シジミ的な?」なんて、いろいろと予想していましたが、出てきたそれは想像を超えたサイズでした。

これ、ホントにマッシュルーム? フォークとナイフで切り分けるサイズのマッシュルームって……。でも、味はしっかりマッシュルームでした。うまし。

さて、そろそろ仕上げに近くなってきて、次に出てきたのがセロリのぬた。

そして「ちょっと贅沢 大人のおかか♪ ハマります♪」とメニューに書かれた本枯れ節 おかかごはん。シメですねー、めっちゃシメですねー。

さらにシメ、たっぷりトマトの土鍋リゾット。これもシメですけど、なんかさいごにどどーんとシメる感じのシメですねー。

ここでもう一つ、とどめのシメ、牡蠣焼きそば。牡蠣の名産地、兵庫県の日生では町を挙げて「牡蠣おこ」(牡蠣がごろごろ入ったお好み焼き)で盛り上がってますが、焼きそばバージョンはちょっと意外で、でも思った通り美味しいです。彼の地には「牡蠣フライソフトクリーム」という地獄のようなメニューがあるのですが、ああいう炎上狙いに比べてこの「焼きそば」はとても穏健派で正統派で優しさに包まれてる感じですね。最後にどーんとおなかにこたえる優しさ満喫です。

以上、とても充実した打ち合わせ(ほんまに?)を終えて、幸せな気分でお店を後にしたのでした。さあ、あしたからまた頑張って仕事しよおっと。

INFORMATION

酒菜や つねはる(さかなや つねはる)