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門戸厄神|学生から地域の住民まで、地元に根付いた老舗居酒屋

阪急門戸厄神駅北側の踏切を渡り、旧西国街道を少し東に進んだところにあるのが、居酒屋のじゅとう屋です。

外観

長きに亘りこの場所にあるイメージがあるのですが、そのことが店先に掛けられている「歓送迎会・コンパ御予約受付中!」というやや年季が入った横断幕からもうかがえます。

この日は「こどもの日」に近かったこともあり、鯉のぼりも飾られていました。

「門戸厄神のお母さん」がもてなす店内

中に入ると、どーんと出迎えてくれるのは巨大な信楽焼のタヌキ。

信楽焼のタヌキ

最近はこういったモノも見かけなくなったなぁ、と感じてしまいました。

お店を取りまとめていらっしゃるのが、女将さんの東口孝子さん。

東口さん

いつもしゃきしゃきと立ち回っている印象があって、店内のどこにいてもその声が聞こえてきます。

近隣には神戸女学院大学や関西学院大学があり、その下宿生たちも出入りしている様子。

中には「門戸厄神のお母さん」として慕っている学生もいるのではないでしょうか。

名物は、ちりとり鍋を使った「厄神鍋」

さて、このお店の名物ですが・・・。

入口の看板にもある「厄神鍋」ではないでしょうか。

看板

居酒屋で1人前から注文出来る鍋料理というのも、あまり見られない気がします。

「赤」と「白」の2種類あるとのことなので、今回は「赤」を注文しました。

見てのとおり、ちりとり鍋には野菜が山盛りに盛られています。

厄神鍋①

女将さんがタレを掛けた後に、火を着けていただきます。

待つこと5分余りで、グツグツと煮立ってきました。

厄神鍋②

火が通るにつれて徐々に野菜の山が崩れていく様子を見ていると、なんだかワクワクしてきます。

そして実食!

厄神鍋③

赤いタレはキムチベースで、これからの暑い夏にもいいかもしれません。

また、看板にあるもう一つの名物が串カツ。

串カツ

居酒屋らしく揚げ物は充実していて、チーズや山芋のフライも人気だそうです。

一人でもグループでも利用しやすい店内

お店に入ってすぐの場所にあるのが、カウンター席。

カウンター席

その背後には棚が壁のようにあり、日本酒を中心に様々なお酒が並んでいます。

テーブル席もある他、4~6人程度で利用が出来る個室も。

個室

ご家族連れでも、安心して食事が楽しめそうです。

道向かいの「J:SPACE」の話と、そこから生まれた新名物

もう1つの特長が、地域のコミュニスペースとしての一面があったこと。

道を挟んだ向かいにあるのが「J:SPACE」です。

J:SPACE

元々は落語好きのご主人が、イベントスペースとしてオープンしたモノ。

レンタルスペースとして、地域の方々のミーティングや、イベント会場として使用。

イベントの様子

もちろん有料のライブなども行われていました。

この「J:SPACE」から生まれたのが、日本酒メーカー・白鷹の「こいうめ」です。

こいうめ

2018年に当時神戸女学院大学にする学生たちがプロデュースした梅酒で、門戸厄神東光寺をはじめ、地元の梅を集めるところからスタート。

こちらで試飲会も行うなどした後、2019年に完成させました。

試飲会

名前のとおり濃い味で、こちらのお店でも味わうことが可能です。

そんな「J:SPACE」ですが、近年のコロナ禍もあって手放すことに。

親族の方が引き継いで経営することになり、2021年11月からは「門戸寄席J:SPACE」として、以前の名前を残したままリニューアル。

門戸寄席

週末には、毎週のように落語会などのイベントが行われるようになりました。

アクセスについて

最初にも触れたとおり、阪急門戸厄神駅から歩いて徒歩1分程という非常に便利な場所にあります。

駅名標

駐車場は、お店の東約200mの場所にあります。

なお、飲酒後の運転はお控えいただきますよう、お願い致します。

INFORMATION

じゅとう屋

外観