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今津|スパイスカレーの名店が世に送り出す、ボリューム満点の「坦々咖哩まぜそば」!

「ここは ルイーダのみせ。
 たびびとたちが
 なかまをもとめて あつまる
 であいと わかれの さかばよ。」


 1988年にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された、ファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲーム「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」に登場する、「ルイーダ」というキャラのセリフです。

 このゲームは主人公に加えて、最大 3人までの仲間を冒険に連れていけるのですが、仲間の編成はルイーダが営んでいる「ルイーダの酒場」でしかできないため、ルイーダは物語の中でもかなり重要なポジションを任されています。

 ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、阪急今津駅の近くに、その「ルイーダ」から名前を取ったお店ができたと風のたよりに聞きましたので、さっそくお邪魔してきました。

 今回は「昼間のルイーダ」さんをご紹介します。

スパイスカレーの名店「スパイスカレー ボマイェ 1号店」さんの華麗なる変身!

 お店は、阪急今津駅から南へ徒歩 1分のところにあります。以前、ご紹介しました「珈琲館 初音屋」さんの向かい側あたりです。

 スパイスカレーの名店として知られる「スパイスカレー ボマイェ」さんの1号店が、「担々咖哩まぜそば」をメインとするお店に変身、屋号を変えたお店が「昼間のルイーダ」さんになります。「スパイスカレー ボマイェ」さんの2号店では、おいしいスパイスカレーがこれまで通り食べられますのでご安心を。

 ランチタイムは「担々咖哩まぜそば」などの麺メイン、ディナータイムになると「chicken & curry ルイーダ」として営業されている面白いお店。

 お店の前には「担々咖哩まぜそば」の看板と…

 期間限定の「鶏白湯ラーメン」の看板が出ていました。どっちもうまそう!

 お店に入ると、左手に食券機があります。メニューは「担々咖哩まぜそば」「鶏白湯ラーメン」「担々麺 スープ有」の 3種類。それぞれご飯ものなどのオプションが付けられます。

 はじめてなので「坦々咖哩まぜそば(小)」の食券を購入しました。

ものすごい具沢山! ボリューム満点の坦々咖哩まぜそば!

 お店はカウンター席がメイン。10人くらい入れそうな広さです。明るくておしゃれ、キレイなお店です。

 カウンターにはメニューが出ていました。これはディナータイム「chicken & curry ルイーダ」のメニューかな。お酒に加えてスパイスチキン、出汁おでんカレーなど魅力的なメニューが満載。麺メニューはお昼しか食べられなさそうですが、夜は夜で楽しそうです。

 そうこうしていると「坦々咖哩まぜそば」が完成!

 これはすごい! 何とも鮮やかな盛り付け。見ているだけでワクワク、そして、むき出しの食欲が強烈に刺激されます。

 まぜそばなので、底の方からガッ!とまぜていただくのですが、せっかくのビジュアルが損なわれてしまうので、まぜる前の写真で具の説明をしていきましょう!
 ※お店の方に説明したもらったわけではないので、具材の説明はあくまでも筆者の舌頼みです。

 真ん中の黄色い具材は、スパイスで味付けされたタマゴ。スパイスが効いていますが辛くはなく、むしろ単純においしいタマゴ。全体的にパンチのあるまぜそばに、一種の安心感を与えてくれます。
 その横にはレンコンの梅酢漬け。独特の食感と、酸味がまぜそばに新しい風を運んできます。

 タマゴの下にあるのは、低温で調理された鶏チャーシュー。鶏の純粋なうまみと甘さを味わえる贅沢な品です。
 その左に見えるのは、ゆず風味のタマネギ。柚子胡椒かな? パンチがありますが、瑞々しいタマネギが清涼感を与えてくれます。
 そのタマネギの下にあるのが、鶏肉の炭火焼き。口に入れると一気に炭のいい香りが広がります。程よい弾力とうまみを感じる、おいしくて存在感のある鶏肉さんです。

 一番手前に見えるのが揚げたゴボウ。サクサクした食感だけではなく、これ自体がおいしく仕上がっています。香ばしさとゴボウのうまみを感じられる逸品。
 ゴボウの周りにあるのは…ごめんなさい、これはちょっと筆者の舌だけでは判断できませんでしたが、おいしいカレーです。片方は…牛かな? もう片方は…味噌のようなうまみを感じます。
 詳細はわかりませんが、ただひとつ言えること、それは「めちゃめちゃうまい!」ということ!

 さらにトマト風味のタマネギ、タレのかかった水菜が入っています。ものすごい具沢山!

 そして、それらをまとめるのが、この太めのちぢれ麺。器の底からこれらの具材ごと混ぜ合わせます。器の底に自家製のタレがたっぷり入っていますので、まぜるたびにタレが絡まり、よりうまみが増します。席についた時に、お店の方から紙エプロンをいただけますので、カレーが飛んでも安心。心ゆくまでまぜてお召し上がり下さい。

 スパイスたっぷりの濃厚なタレが、太めのちぢれ麺に絡み、果てしない満足感。食べている間に、さきほどの具材たちが顔を出し、食べる部位によって味が変わるので全く飽きません。あー、これはうまい。

 さらに「担々咖哩まぜそば」には、ミニサイズのターメリックライスがデフォルトで付いてきます。これを残った濃厚ダレに入れ、まぜるとドライカレーの完成。これもうまい! お好みで黒酢を入れても味が締まっておいしくいただけます。

 あー、これは最高ですね。おなかもいっぱい。

濃厚なスープがたまらない「鶏白湯ラーメン」

 そしてこちらが限定の「鶏白湯ラーメン」。具材は「坦々咖哩まぜそば」に入っていたものと似ていますが、スープの味を邪魔しない、選ばれし者のみが入っています。

 麺は細麺ストレート。細麺が泡状のスープによく絡みます。大胆で力強い「坦々咖哩まぜそば」とは正反対の、上品かつ洗練されたうまさ。思い出しただけでおなかが減ってきます。

 こちらもご飯セットにしました。鶏白湯スープはご飯との相性も抜群。最後に残ったスープをかけてお茶漬けみたいにしてもおいしいと思います。

 ごちそうさまでした! どっちもホントにうまかったです!!

 筆者の胃袋力は回転寿司10皿分ですが、「昼間のルイーダ」さんの「坦々咖哩まぜそば(小)」を食べるとおなかいっぱいです。今回は(小)にして、この結果なので同程度の胃袋力の方は参考にしていただければと思います。「鶏白湯ラーメン」はスッと食べられるので、今回の白ごはんセットでも食べ切れると思います。どっちもおいしいですよ!

まさに「ルイーダの酒場」のようなお店

 今回は、阪急今津駅から南へ徒歩 1分のところにお店を構える「昼間のルイーダ」さんをご紹介しました。

 具材ひとつにしても、こだわりが感じられる、熱量の高いお店です。今回は筆者の舌で判断してしまいましたが、「坦々咖哩まぜそば」は具材が多く、入っている具材が何なのか、ついつい気になってしまうので、自然と会話が増えるお店だと思います。カレー好きのお客さんがたくさん集まり、新たな出会いを経験する、まさに「ルイーダの酒場」のようなお店だと思います。

 パンチの効いた新感覚の麺料理と、まだ見ぬ出会いを求めて、お店へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

INFORMATION

昼間のルイーダ/chicken & curry ルイーダ

  • 〒663-8215 兵庫県西宮市今津水波町 1-28
  • 0798-42-8403
  • 11:00-14:00 (L.O. 14:00) 火曜日休
  • 17:30-22:30 (L.O. 22:00) 木金土営業
  • 阪急今津駅から徒歩 1分
  • https://www.instagram.com/soba_luida/?hl=ja