GOURMET
2023.10.19 2023/10/17
fuwari
甲陽園|日本庭園で季節を感じながら過ごす至福のひと時
鷲林寺に程近い、北山緑化植物園内にある北山山荘。
期間限定で日本庭園が一般公開されており、お抹茶と和菓子がいただけます。
見事にお手入れされた日本庭園を眺めながらお抹茶をいただく時間は、心が自然と落ち着き、日々の喧騒から離れられる時間。まさに至福のひとときです。
紅葉スポット・苔の散策スポットとしてもおすすめな北山山荘を、さっそく紹介いたします!
北山緑化植物園内にあり、期間限定でいただけるお抹茶
北山山荘は、阪急甲陽園駅から徒歩で約40分の北山緑化植物園内にあります。
駅からハイキングで行くのもおすすめですし、阪急バス・阪神バス・さくらやまなみバスで「柏堂町(かやんどうちょう)」のバス停を利用すると植物園の前までアクセスできます。
駐車場もあるので、お車でのアクセスも便利ですよ。
植物園を入り、園内入り口にあるマップを頼りに北山山荘まで歩きます。
植物園の入り口から北山山荘までは数分ほど。迷わずいきやすい場所にあるのでご安心を。
入った瞬間から緑が迎えてくれて気持ちよく、呼吸が深まりリラックスした気分になります。
この日は小雨。水をふんだんに含んだ緑と土の香りがして、それだけで幸せを感じてしまいました。
少し足を伸ばすだけで自然が味わえるのも、西宮の魅力ですよね。海も山もいい。
ほどなく、門前に到着です。
北山山荘、苔が美しい!
大好きなので、密かにテンションが上がります。梅雨の時期だったら、きっともっと美しかっただろうなぁ。
また行こう…と山荘に着く前から再訪を心に決めてしまいました。
門をくぐり、山荘まで石畳の道を進みます。
雰囲気が良くて、歩いていて心地のいい小道。
ちなみに北山山荘内の苔にご興味があれば、西宮市のホームページから「コケ散策マップ」をダウンロードできます。じっくりと植物への理解を深めながら散策できますよ。
山荘に到着したら左へ曲がり、建物の裏手に回るように庭園まででましょう。
素敵な日本庭園が出迎えてくれます!
奥からは水のせせらぎの音も聞こえてきて、本当に気持ちのいい空間です。
四季の移ろいを眺めながら、心静かに過ごせるひととき
北山山荘は庭園内の散策だけでもOKですし、お抹茶と和菓子をいただくこともできます。
お抹茶と和菓子はセットで500円です。
お抹茶をお願いしたい場合は建物の1番奥まで進み、呼び鈴を使って声をかけます。
上の写真で言うと、写真手前にある消毒スプレーの容器のあたりに呼び鈴があります。
お茶の利用は、縁側の石段があるところへ腰掛けていただくスタイル。
庭園正面側に2席、側面にもう1席で、合計3組までが同時にお茶をいただけるようになっています。
山荘の中へは入れませんのでご注意を。
縁側に座って、日本庭園を眺めたところがこちら。
座ってお庭を眺めていると、時の流れがゆっくりとなったような、落ち着いた時間を過ごせます。自然と背筋を伸ばして深呼吸したくなるのは「和」の力でしょうか。
しばし待っていると、お抹茶と和菓子が運ばれてきました。
器も素敵。季節を感じる紅葉の絵柄の茶椀をセレクトしてくださったようです。
和菓子はランダムで、どれがいただけるかは分かりません。ぜひお楽しみの一つに。
今回は一つは柿、もう一つは栗の和菓子でした。
和菓子ってお味もさることながら、見た目の可愛さがなんとも言えないですよね。ほっこり。
喧騒から離れて、素敵なお庭でいただくお抹茶が、本当に美味しい…!
お抹茶のほろ苦さと和菓子の優しい甘さは至福としか言いようがありません。
縁側に腰掛けていただくので「お作法が難しい」という敷居の高さもなく、少し気楽に楽しめるのも北山山荘の魅力です。
(セルフで写真撮影のため片手で失礼いたします)
紅葉の季節に訪れたい、心安らぐスポット
美味しいお抹茶と和菓子をいただいた後は、ゆっくりと庭園の散策もおすすめです。
少し足を伸ばすと、お茶室も外から見ることができますよ。
北山山荘の庭園の公開は期間限定。3〜6月・9〜11月の金・土・日だけです。
貸切の日は一般公開はお休みになるのでご注意を。詳細は西宮市の北山山荘の案内ページで確認できます。
わたしが北山山荘に伺った10月上旬は、少し葉が赤く色づいてきた頃。
これから紅葉が進んだ季節は、眺めもさらに見事なんだろうなぁ、と心がときめきます。
京都もいいけど、西宮の北山山荘の紅葉もぜひ散策の候補に。
また、苔が見ごろとなる梅雨の時期もおすすめです!
もちろん植物園内は広いので、自然を満喫しながら思い思いの時間を過ごしてくださいね。
INFORMATION
北山山荘
- 〒662-0091 兵庫県西宮市北山町1
- 10:00〜16:00
- 3〜6月・9〜11月の金・土・日以外はお休み
- https://www.nishi.or.jp/kotsu/kankyo/hanatomidori/shokubutsuen/ennaigoannai/sanso.html