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2024.02.11 2024/02/09
奥 大輔
甲子園|血抜きと熟成にこだわったお寿司屋さん!数量限定のお得なランチメニューも!
先日甲子園筋を自転車で走っていると新しいお寿司屋さんを発見しました。
調べてみると2023年の6月にオープンしたそうなので、この記事を書いている時点でオープンから半年くらいです。
こじんまりとした小さなお寿司屋さんで、看板を見てみると完全予約制との事。
金額もこのあたりのお寿司屋さんにしては高額で「私には縁のないお店だなぁ」と思っていたのですが、どうやらランチ営業もやっているようで、ランチタイムには予約無しでお得にランチメニューが頂けるようです。
高級寿司店の料理がお得に頂けるなんて、これは行くしかありませんね。
という事で今回は「鮨 晴レ結ビ」をご紹介したいと思います。
甲子園駅の北、甲子園筋沿い
阪神甲子園駅から甲子園筋を北に進んだ道沿いにお店があります。
こちらがお店の外観。
看板やのぼりが出ていますが、小さなお店なのであまり目立たず、油断すると通り過ぎてしまいそうになるのでご注意。
おしゃれな外観なのでお寿司屋さんという感じがあまり無く、私も何度か前を通るまでお寿司屋さんだと気づきませんでした。
こちらの看板が目印です。
こちらのボードにメニューや入荷情報が書かれています。
またお店では津本式究極の血抜きを施し、適正な温度管理で熟成させた魚を使用しているとの事。
津本式の血抜きとは宮崎県の津本さんという方が考案した血抜きの方法で、簡単に言うと魚の血管に水を流し込んで血を抜くやり方です。
ネットで調べると色々出てきますので、興味のある方は調べてみて下さい。
ランチメニューの看板も出ていました。
夜のコースが10,000〜15,000円くらいなのに比べると格段にお得です。
またランチタイムは予約制ではないので予約無しでも大丈夫。
という事でお店に入ってみます。
カウンターのみの小さなお寿司屋さん
店内はカウンター席が7席のみです。
こちらが店内の様子。
内装はシックな木目調で、おしゃれで高級なお寿司屋さんです。
お店にいるだけでちょっと贅沢しているような気分になりますね。
鮨 晴レ結ビのメニュー
夜は完全予約制(3日前までに要予約)で、コース料理が3種類あります。
コースの内容は仕入れ状況によって変わると思いますので、内容についてはお店に問い合わせて下さい。
またコースの開始は18:30となっていますが、スタート時間変更可能と書かれていますので、こちらも詳しくはお店に確認して下さい。
ランチメニューは丼が4種類。
ドリンクはこのメニュー表以外にもたくさんあります。
こちらがドリンクメニュー。
お寿司には日本酒というイメージが強いですが、最近はワインを置いているお店も多いですね。
それ以外にもビール、焼酎、ウィスキー、ソフトドリンクと、ドリンクも豊富に揃っています。
お店に行ったのが能登半島地震の少し後だったのですが、被災地復興支援として北陸の地酒も各種置いてありました。
海の幸が山盛りの海鮮丼!
私はまぐろが大好きなので普段なら間違いなくまぐろ丼を頂くところですが、色々な種類の魚介類が食べてみたくなったので今回は海鮮丼にしました。
ランチメニューには小鉢2種と赤だしがついています。
まずはこちらの小鉢2種。
「かずのこの西京味噌漬け」と「本まぐろポン酢」です。
かずのこの味噌漬けははじめて頂きましたが、かずのこの風味と食感に甘めの西京味噌がとてもよくあっています。
今回はお昼だったのでお酒は飲めなかったのですが、夜だったらこのかずのこだけで日本酒1合は飲めますね。
本まぐろは生ではなく火が通っていますが(おそらく茹でられていると思います)、パサつくことなくしっとりと仕上がっています。
ほんのり火が通った本まぐろにポン酢の爽やかな酸味が絶妙にマッチしていてこちらもとても美味しく、これから出てくる海鮮丼がますます楽しみになりますよ。
こちらが待ちに待った海鮮丼。
赤だしと醤油、すだち、わさび、藻塩がついています。
海鮮丼の具材ですが、手前の右から「あじ」「ひらめ」「オシャレコショウダイ」「ホタテ」。
「煮穴子」「まぐろ(普通の赤身と漬け)」「ウッカリカサゴ」で、上に乗っているのが「天使のえび」、全体にイクラが散りばめられていて、丼のご飯は酢飯です。
醤油、塩、すだち、わさびがついているのでお好みの食べ方で。
個人的にはたんぱくで旨味や甘味の強い白身魚は塩やすだちで、赤身の魚は醤油で頂くのがおすすめです。
まず「オシャレコショウダイ」と「ウッカリカサゴ」ですが、ふざけた名前ですがちゃんとした魚の正式名称です。
「オシャレコショウダイ」は鯛という名前ですが鯛ではなく、「ウッカリカサゴ」はカサゴという名前ですがカサゴではありません。
名前はややこしい魚ですがとても美味しく、どちらも絶妙に脂の乗った白身魚でした。
この2種以外に「ひらめ」も白身魚ですが、同じ白身魚でもひらめの方はもっとたんぱくで繊細な味わい。
「ホタテ」は軽く炙られていて独特の甘味がさらに引き立っています。
「あじ」は鮮度が良いのか血抜きの方法が良いのか、生臭さは全く無くあじの美味しさだけがとても濃く感じられました。
「まぐろ」は普通の赤身の刺し身と漬けの2種類ですが、漬けの方がまぐろの旨味も若干凝縮されているような感じがします。
「天使のえび」というのは養殖えびのブランド名で、「パラダイスプロン」という品種のえび。
透明感がある身は口に入れるとプリプリの食感とえびの甘味が堪能できます。
頭の部分が炙ってあって頭から殻ごと食べられますが、頭の中のえびみそもまた美味。
それぞれの食材の個性が一体となって、まさに魚介類の宝石箱という感じの絶品丼でした!
まずは気軽なランチメニューから是非
少し高級な寿司屋さんなのでいきなりコース料理を予約するのは勇気がいるかもしれませんが、ランチメニューならもっとお得に予約無しでお店の味を楽しめます。
まずはランチメニューから気軽に頂いてみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
鮨 晴レ結ビ
- 西宮市甲子園三保町9-10 メゾン由比浜 101
- 080-4641-7111
- 12:00〜14:00
- 18:30〜コース開始
- 不定休、ランチの定休日は木曜日、金曜日
- 阪神甲子園駅より徒歩10分