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松原天満宮

阪神西宮駅から東に徒歩10分、市街地の中に喜多向稲荷社と向かい合うように緑を称える神社があります。松原天満宮といい、学問学芸成就の神様である天神様、菅原道真公を祀っています。

阪神神戸線と国道二号線の間の住宅が立ち並ぶエリアに、木陰を有した鎮守の森とともに松原天満宮は建っています。境内にはエノキ、クスノキ、松などの大木が所狭しと並んでおり、静かさも相まって神聖な雰囲気を感じさせてくれます。

菅原道真公を祀る天神様ですので、その御利益を求めて学業成就、合格祈願をいのる絵馬が拝殿の横にはかかっており、地域に根付いた神社であることがうかがえます。西宮という土地柄、地元の酒蔵からの酒樽も本殿横に並べられています。また、天神様を平和の神として祀っているのですが、これは松原天満宮独自のようです。

菅原道真公以外にも天照大神も祀られているそうです。境内には末社も多く、筆塚や縁の木(榎)、夫婦和合の夫婦久寿(くす)など祀られているものを探すのも楽しいです。老松の碑があるのは、かつてこの辺りが海岸線だったことも関係があるようです。

多くの植物が生えており、難を転ずるに通じる南天や柑橘の木などの見える静かな緑の境内は、町中のオアシスとなっています。

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松原天満宮