CULTURE

西宮ウォーキングガイド|北山貯水池から鷲林寺編

残暑厳しいこの時期、少しでも涼しいところを歩きたいのが本音です。山の上、古刹・・・となんとなく涼し気に感じるキーワードから、今回はウォーキングコースを決めました。また、鷲林寺(じゅうりんじ)の字面のカッコよさにも惹かれ、どんなところか気になっていたのです。

そういえばお寺って山の上が多い・・・必然的に参道は登り坂

最近何度も通り眺めの気に入っている北山貯水池を出発点とし、鷲林寺を目指して西へ進むコースを取ります。事前にコースは確認しているのですが、平面図を見ているだけで高低差までは確認していません。そう、鷲林寺への参道もやはり登り坂だったのです。

今回の地図は①北山貯水池バス停付近②バスの通る甲山大師道を通り鷲林寺町の交差点へ③かんのん道という坂の参道を登る④鷲林寺境内周辺⑤鷲林寺の山門から細い道を通って山を下る、となっています。所要時間の目安は①~②25分、②~③~④15分、④周辺を30分ほど歩き回り、④~⑤~①へ戻るのに30分くらいです。①~②は整備されたバス道路、②~④へは車も通れる舗装された道、④~⑤の道は舗装はされているものの車の通るスペースはない細い道です。②~④に向けては結構な登り坂となっています。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

①~②北山貯水池バス停付近から甲山大師道を通って鷲林寺町の交差点へ。25分

11:50今回も甲山森林公園P3駐車場をスタート地点としてウォーキングを開始します。夏が去り、空気も少し涼しくなった気がします。

北山貯水池の横を通り過ぎると下りながらカーブしています。病院、老人ホーム、教会、墓園など静かな建物が多いです。

アガぺ甲山病院やアガぺ甲山協会があるのは知っていましたが、美術館があることは青い看板で初めて気づきました。少し敷地内を進んで美術館を覗いてみることにします。

病棟や教会等のシンプルな建物の先に美術館らしく派手な建物が立っています。残念ながら、その時はやっておらず中には入ることができませんでした。

宗教的な建造物もたっています。

甲山大師道に戻りビニールハウスの間を通り抜けていきます。少し先の山がきれいに見えます。

貸し出しの畑から、顔の書かれた南瓜がこちらをうかがっていました。

鷲林寺町の交差点です。結構、交通量は多い。なお、ここから先は信号はありません。

②~③~④かんのん道(参道)を登って鷲林寺へ。15分

12:15鷲林寺町の交差点横に鷲林寺への案内を見つけます。参道はかんのん道と名付けられているようです。ここから五丁・・・500mくらいでしょうか。先の道を見ると登りが続くようです。

付近は畑が多く、その先には緑の林。

途中で林の中に向かう小道を発見。とりあえずスルーし、帰りにでも確認してみるか、といったところです。

謎の巨大な球状の建造物はテニスコート内に置かれた休憩所のようです。

突然、林の中にトゲトゲが。これは外側付きのドングリでした。

途中には坂本公園という児童公園。ここで休憩していくのもよいでしょう。

道の左右が完全に木々に覆われてきます。笹や竹も増えてきました。

寺のことばかりを考えて進んでいたのですが、この辺りには修道院もあるようです。

結構進んで、息切れしながらも残り100mの看板。この近辺に臨時駐車場がありましたが、車を止めないでくださいと書いてありました。どっちなんでしょうか。

いよいよ境内へ。

12:30こちらが山門でしょうか。ようやくたどり着きました。つくつくぼうしがこれほど似合う風景もありません。

④鷲林寺の境内周辺を散策

鷲林寺の敷地内を歩き回ってみます。かなり広い印象です。敷地内も山に建てられているので傾斜があります。

弁天様が祀られた池。カエルや小さな魚が住んでいるようでした。

鐘楼。植物が寄りかかるように大きく育っています。

不動明王様も睨みを効かせております。

弘法大師様は修行の姿をされています。

水子地蔵をはじめ、お地蔵さんも多数ありました。

八大龍王はその謂れが気になるところです。

空海により建てられたというお寺の縁起が書かれています。

鷲林寺の由来ともなっている鷲が手水舎にいらっしゃいます。

こちらが本堂でしょう。手を合わせてきました。

寺務所はじめ他にも多くの建造物があります。

こちらは祈祷殿となっていました。中に貼ってあった白い紙の顔が若干怖いですね。

こちらはお寺のシンボルともいえる仏舎利殿。かなりの迫力です。

本堂の横に安置されていた像。お顔に力がありますね。

境内の中にはいくつか神社もありました。

さらに神社の裏側やそこかしこに山へ入っていくための道が存在しています。

若宮神社の奥の道を少し進んでみましたが、ゴロゴロ岳の表記を見つけて今回はここでUターンすることにします。(ゴロゴロ岳は芦屋との市境のあたりのようです。)

こちらは別の道を少し入ってみました。山に向かって登っているため、今回はパス。

境内の地図が見当たらなかったのですが、こちらの案内で大体の配置がわかります。

木々の切れ目から遠く街の風景が見えます。帰ろうと思ったときには万歩計は5023歩を示していました。

④~⑤~①山門前の細い道を下って鷲林寺の交差点へ戻り、甲山大師道を通って戻り。30分

13:05山門の入り口の先にまっすぐ伸びる道を見つけ、ここを通って帰ることにします。車等は通れない道でハイキングコースのようでした。

すぐに修道院の敷地内を通ります。受付はどこだかわかりませんでした。

帰りは基本的には下り。足を踏ん張りながら降りていくと、行きに後回しにした分岐点につきます。「ああ、ここに出るのか」と一人納得しました。

北山貯水池の方まで来た道を通って帰ります。途中見つけたこちらは多分栗。秋ですね。

13:35甲山森林公園P3駐車場まで戻ってきました。7263歩

ウォーキングwith参拝

お寺への参拝のついたこのウォーキングコース、行きに帰りに何人かのウォーキングと思われる人と会ったので、割と人気のあるコースなのかもしれません。なんとなく、山中のお寺の周りは空気が澄んでいるような気がして、気持ちの良いものです。

実はかなり大きなキリギリス的な虫の写真も撮れたのですが、生理的にNGな方もいらっしゃるかもしれないので掲載はしません。そういうのもいるにはいました。

ゴロゴロ岳方面への道は次回以降のウォーキングルートとしたいのですが、どうやって鷲林寺のスタート地点まで疲れずにたどり着くか、課題も残りました。

INFORMATION

鷲林寺(じゅうりんじ)