CULTURE

ワクワク探検隊 in 西宮 Vol.4|一町内で西宮を体感!?〜侘び寂びの精神を添えて〜

唐突ですが、皆さんはどんな雰囲気の街が好きでしょうか?
キラキラワイワイとしたまち、落ち着いたまち、下町情緒のあるまち、住宅広がるまち、など様々な好みがあると思います。

ぼくは、上記全てが満たされた「まち」がとても好きです。欲張りかもしれませんが、どこに行っても変化があり飽きることがありません。
西宮というまちそのものが、すべての要件を満たしているように思います。だからこそ市内から出たくない若者が多いのではないでしょうか?

そんな4つの雰囲気が「市」というエリア単位ではなく、「町」というエリア単位で満たされたいたら最高ですよね!今回はそんな全部盛りのまちを探検してきました!

今回のエリア~甲子園口~の歴史

甲子園の名の通り甲子園球場の近く?(2.3キロ)に位置するこのまち。
JR甲子園口を中心に、北側は閑静な住宅街・南部はノスタルジックな雰囲気漂う商店街が広がっています。

さてそんな甲子園口ですが、名前の由来は以下のとおりです!

1934年に北の武庫郡瓦木村にできた鉄道省東海道本線(現在はJR西日本東海道本線。愛称・JR神戸線)の新駅は、当初「瓦木駅」と命名される予定であったが、甲子園からの乗客誘致を図って甲子園口駅を名乗ることになった。この駅周辺の住所表記の地名も1950年から「甲子園口」となった。

「甲子園」ウィキペデイア(Wikipedia):フリー百科事典より ( 最終更新 2020年4月25日 、閲覧日2020年9月17日)

21年間西宮に住んできたぼくにとって、1950年に「甲子園口」と名乗るようになったという事実は驚きでした。なぜなら過去に訪問した苦楽園甲東園と比べて、歴史は浅くきっかけが駅名という意外性があったからです(笑)。

ここは西宮。でも淡路を体感⁉

訪問したのはちょうどお昼過ぎ。
ビジネスマンのランチタイムが過ぎ、少し落ち着いてきた頃です。

「淡路島バーガー」という兵庫県の南国の島のお店を発見しました。
ハンバーガーやピザなど、ジャンキーな食べ物好きのぼくはワクワクです!

今回は、「照り焼きたまごバーガー」「島レモンサイダー」「オニオンリング」を注文しました。


▶照り焼きたまごバーガー
 しゃきっとレタスと、たまごの風味、甘いソースのハンバーガー。
 トマトの甘味ももりもり。
▷ オニオンリング
 玉ねぎの甘さ、衣のサクサク感を味わえる。

▶ 島レモンサイダー
 微炭酸にほのかなレモンの味わい。スッキリとした口当たり。

淡路島の野菜の新鮮さを全力で味わってきました。
ごちそうさまでした!

INFORMATION

淡路島バーガー 甲子園口店

  • 兵庫県西宮市二見町4-16
  • 0798-67-2442
  • 月、火、木~日、祝日、祝前日: 11:00~20:00 (料理L.O. 19:30) テイクアウトは19時50分まで可能
  • 水曜日
  • https://awajishima-burger.owst.jp/

ノスタルジーと住宅街が混在する街⁉

昼食後、散策を開始します。
駅の南部には「ほんわか商店街」と呼ばれる商店街が広がっています。

商店街の中には飲み屋さん、まちの電気屋さん、まちの不動産屋さん、魚屋さん、お肉屋さんがあります。
ほんとにどこかのんびりしていて、”まちの”が似合う地域に根ざしたお店が多いように思いました。

日差しが暑い中での散策だったので冷たいものが欲しくなります。
そんなときに、アイスの看板を発見!!
「Cafe She’s」さんというお店を発見しました。

お店は2階建てで、1Fはテイクアウトコーナー、2Fはカフェコーナーが広がっています。今回は”満腹で”注文できませんでしたが、ドーナツで有名なお店だそうです。(夏のアイスは飲み物です!)

「アイスクリーム」を注文しました。
とてもミルク感が高く、事前な甘みが特徴で濃厚な味わいでした。しかし、溶けやすいので少し注意が必要です。

INFORMATION

Cafe She’s

  • 兵庫県西宮市甲子園口3-16-8
  • 0798-67-0505
  • 【火〜日】 9:00〜18:00
  • 月曜日

簡単にはくぐれない⁉

千利休の茶室をご存知でしょうか。入り口は狭く、かがまずには入れません。そんな茶室の入り口には、「身分の差に関わらず頭を垂れて入室する。刀を下ろし、みんなが平等。」という思いが込められています。

もしもそのかがむ必要がある〇〇があれば、茶室を思い出さずにはいられませんよね!あるんです!

身長177cmのぼくが横に並ぶとこの通り。道が傾斜していて伝わりづらいですが、どれだけ頑張ってもかがまずに横断することは不可能です。

21歳の成人男性がかがんでやっと一人通過できる高架下。かがむという動作に「侘び寂びの精神」を感じざるを得ません。
もちろんこんな通路なので、無理やり横断するものはおらず「人類皆平等の精神」が根付いていました。令和の時代に千利休の精神を感じることができるなんて、驚きに震えます。

まとめ!

駅から北部は住宅地が広がり、南部はノスタルジーな雰囲気が漂い、人の暖かさを痛感します。まちを一歩歩けば、鮮魚店の匂いや精肉店の匂い、ご飯屋さんの匂いなど懐かしさを感じざるを得ません。
ワクワクから、住宅地の落ち着きまで。リトル西宮が「甲子園口」にはあるように感じます。
皆さんもまちぶらを通じて、人の暖かさを体感してみてはいかがでしょうか?