CULTURE

西宮ウォーキングガイド|くすの木通り編

すっかり秋めいて、ウォーキングがしやすい季節になってきました。今回は市街地の地図とにらめっこしながら、気になる名前の通りを歩いてみよう、という趣旨で選んだ「くすの木通り」です。

木漏れ日の下を歩きたい

阪急今津線の仁川駅と甲東園駅の丁度真ん中あたりに、南北に通った線路から垂直に西へ伸びているくすのき通り。線路付近を始点とすると、その終点は関西学院大学の上ヶ原キャンパスまで続く道です。地図を見るとわかるのは、その通りが緑色、つまり樹木が植えられているのだろうということ。秋の日差しを木陰がさえぎるイメージがなんとなく浮かび、歩いてみようと決めたわけです。

今回の地図は①阪急今津線甲東園-仁川間の線路の上の陸橋②山畑公園付近③関西学院大学上ヶ原キャンパス正門前の通り、となっています。所要時間の目安は①~②10分、②~③15分です。全体的に息切れしない程度の緩やかな登り坂で車道と歩道が分かれた道です。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

①~②甲東園-仁川駅間の陸橋から山畑公園で休憩。10分

11:30甲東園駅から10分弱線路沿いに北上していくと、こんな陸橋がありました。普段通らない場所のこんなとこもあったのか感もウォーキングの醍醐味の一つです。橋の向こうからくすの木通りが始まっています。

秋晴れの青空に面した記念すべき一本目のくすの木。Wikipediaによると最大で30mを超える個体もあるようですが、この辺りの木は10m弱でしょうか。それでもかなりの大きさにびっくりします。

この辺りは西向きに見ると左から、車道、木の植えられた緩衝地帯、歩道が住宅の間を通っています。昼間はこの配置ならば歩道は影となり涼しいです。

木々は一本ずつ表情を持っています。今にも話しかけてきそうに感じるのはゲームのやりすぎでしょうか。

くすの木通りから折れ曲がった道にも中央に街路樹が植えられていました。くすの木ではなくカイノキという木もあるそうですが、どれだかよくわかりませんでした。

くすの木通りから曲がって、カイノキ等がある道を進むと山畑公園につきます。静かで、木陰も優しく、休憩にはもってこい。トイレもありますし。

②~③山畑公園付近から関西学院大学上ヶ原キャンパス正門前に続く道へ。15分

11:40山畑公園からくすの木通りに戻り、さらに西を目指します。少し行くと、道路の途中で車道、街路樹、歩道のの並びが反対になりました。この時間帯は歩道が日向となり、汗も噴き出す陽気でした。

くすの木通りといっても、松もあります。小さな草花が咲いていることもあります。

ふと見たくすの木の又に小さなくすの木が芽生えていました。なんだか元気づけられる光景でした。

木によっては葉っぱの量も違うのですが、葉っぱが少なければその先は青い空。それはそれで気持ちの良い眺めです。

11:45道沿いにある甲陵中学校からチャイムが聞こえました。懐かしい気分に浸ります。給食を作る音が聞こえてきます。

このあたりからくすの木は中央分離帯的な配置となりました。車で通ったら若干混乱しそうです。

道沿いの民家に立派な保護樹木。こちらはエノキだそうです。

いろんな木を眺めながら進むと、初めてカーブが見えてきました。実はこのカーブのあたりでくすの木通りはおしまいです。道に沿って進むと関西学院大学上ヶ原キャンパス正門前につきます。

11:55カーブの裏側はちょっとした三角形の公園になっていました。

とりあえず、今回のウォーキングはここまでとしましょう。

おまけ

関西学院大学の中にあるレストランポプラは大学に関係ない人でも入れるようです。でも、お店の名前はくすの木じゃなくてポプラでした。

正門の前。奥の建物の先はお馴染みの甲山ですね。

丁度お昼時でしたので、正門の前のお店で油そばを食べて帰りました。

気軽なウォーキングに向いています

道はなだらか。車通りもあまり多くない。歩道もきちんと整備されている。そして全体で30分もかからない長さと、気軽なウォーキングにはもってこいなコースです。大学の入り口まで行けばバス停もあり、帰りも心配なし。

天気の良い日のお散歩におすすめのコースです。

INFORMATION

くすの木通り

  • 〒662-0813 兵庫県西宮市上甲東園1丁目22−4(※山畑公園の住所です)
  • 阪急今津線甲東園駅より徒歩10分弱