CULTURE

西宮ウォーキングガイド|宝塚の先の西宮、生瀬の入り口編

さて、あまり関係のない導入から。

筆者は関西の出身ではありません。とはいえ、西宮には10年以上在住しており、特に馴染んでないというわけでもありません。関西人以外に対しては、ネイティブ関西人のように接してもバレない程度には溶け込んでいるはずです。

ですが。もう40手前だというのに、宝塚駅に行ったことがありませんでした。隣の市の中心の駅なのに。

もちろん、車ではよく通ります。高速のインターもよく利用します。さらには西宮市内でも宝塚に近いエリアに在住しており、ときどき子供と阪神競馬場に遊びに行ったりさえしています。

なのに。宝塚駅には特に用事がなく、これからも新たな用事が生まれる気配もありませんでした。このまま、ほんのり「宝塚駅とはどんなところなんだろう」という興味を抱きながら不惑を迎える、そんな予定でした。

そして、本サイトは「ニシマグ」。西宮市に関する情報を扱うサイトです。ニシマグの仕事として、宝塚駅に行くことはないだろうな。そう考えていました。実は阪神競馬場の記事を書きたいと思っていたのですが、どんなに念じても阪神競馬場の住所が宝塚市から西宮市に変わることもないのですし。

そんなこんなで、普段GoogleMapとにらめっこしているときも宝塚駅の近辺は見ることがありませんでした。ボーっとMapを眺めていると手が滑って、宝塚駅の近くへフォーカスが当たりました。宝塚駅からほど近く、「西宮市」の地域がはみ出している姿を見るまでは。

特に悪意等はなく私が知らないだけだったのです。176号線を東から走っていき、宝塚駅を過ぎた先は西宮市なんですね。頭の中の地図が如何にいい加減かを感じつつ、これはいかねばなるまい、と。

長々と書いてきましたが、そんなこんなで宝塚駅から生瀬地区へとウォーキングをすることに決めました。

当初の目論見としては、宝塚駅をスタート地点としてまずは生瀬東町へ。そして、武庫川に掛かる歩行者専用の橋を渡り、生瀬町方面へと歩く予定でした。

しかし、折からの豪雨により、武庫川は荒れていました。当日も降ったり止んだりの雨模様。さすがにこの水量では歩行者専用の橋は渡りたくない・・・。

というわけで、さっそく日和ってターゲットをとりあえず生瀬東の東端にあるブドウ池に変更。武庫川を渡って西側は次回(あれば)の宿題とする方向で調整します(脳内で)。

今回の地図は①宝塚駅前、②線路沿いに北西に進んでいたら別の池についてしまった、③ブドウ池です。所要時間の目安は①~②20分、②~③15分くらいです。全体的に舗装のされた住宅街の中を通る道ですので、特にウォーキングに際して準備などは不要です。ただし、②方面は坂になっていますので要注意。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

※さらに腰痛が発症し、現在リハビリ中のため、割とゆっくりと歩いています。

10:00過ぎ、宝塚駅周辺をぶらぶらしたのち、176号線に沿って北西へ進んでいきます。道路標識には「生瀬」の文字。いつの間にやら西宮市内に入っていました。

あまりにもあっさり進み過ぎてしまったため、一本道を外れてみます。大分戻ってから、JRの線路の方へ寄ってみます。JRの線路沿いは歩行者専用の通路になっていました。

更に進むと多分「一後川」でしょうか。橋梁はレンガにツタが絡まりちょっとカッコいい感じです。

住宅街の中の突然の階段。こういうのに弱いので、多分方角もあっているので進んでみます(結果、行き過ぎる羽目に)。

5分ほど登っていくと高速道路の近くはうっそうとした緑に囲まれていました。遠くに水面が見えるため、これが目的のブドウ池?とぐるっと回ってみます。

直接、道路から池に面したところは無く、小道を登っていくと池が見えました!でも、ブドウ池ではない様子。

ようやく地図を見て、坂を上り過ぎたことに気づきます。住宅街かつ道路は入り組んでいるためどこがどこだかわかっていなかったようです。

空色も怪しく、地図を使いながら坂を下っていきます。目印的なものは何もなく、住宅街の中に建物がないエリアがあるな・・・と思ったらそれがブドウ池でした。

近隣に田畑はほんの少ししか残っていませんでしたが、かつて農業用のため池として利用されていたことがしのばれます。

やがて、雨が降り始め、池沿いの公園の木の下で雨宿り。水面に雨粒が落ちて模様が浮かんでは消えるのをぼんやり眺めていました。

さすがに雨が止む気配がなく、この日はここまでで切り上げました。

足元もよく、電車やバスの便もあるため、ちょいと一足伸ばすのによい感じでした。武庫川沿いもあり、ウォーキングポイントは多数ありそうです。近隣は丘陵に囲まれており、景観もよいです。

また、武庫川を渡った先も生瀬エリアで西宮市内。神社や史跡があるようなので、また天気の良い日に。

To be Continued・・・?