CULTURE

西宮ウォーキングガイド|甲山森林公園の展望台からの風景が知りたくて編

愛車が故障から帰ってきました。秋の空は高く、乾いて気持ちがいい風も吹いています。

そうだ、山だ、山に行こう。

唐突に高いところからの景色が見たくなりました。

結果、衝動的に甲山森林公園に行ってきました。唐突過ぎて万歩計は忘れてしまいました。

振り返ってみると、我ながら動機と思考回路の動きに理解できないところがあるけれど、まあいいか。

展望台からは、西宮やもっと遠くを眺めることができました。

甲山森林公園に西から入ってぐるっと回るコース

今回のコースは、①甲山森林公園の西側入り口(多目的広場)をスタートし、公園内で森林浴をしながら歩きます。②ちょっと道を外れて甲山自然の家周りを散策。③元のルートに戻って展望台を目指し、④シンボルゾーンを通ってもとの出入り口に戻るルートです。ほぼ甲山森林公園内のみを巡回しています。

地図では緑色のエリアのみを歩くため、結構厳しそうに見えますが、ここは公園ですのできちんと舗装されており、アップダウンもあまりありません。実際に高齢の方が歩く姿も多くみられました。

所要時間の目安は①~②10分、②あたりを15分ほどぶらつき、②~③10分、③~④10分、さらに帰りに10分程度かかりました。ベンチも多数あるため、大いに休憩をはさみながらゆっくり歩いています。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

①~②多目的広場から甲山自然の家への分岐まで、森林浴を楽しみつつ。10分

12:00車を公園の駐車場にとめて、甲山森林公園の西側の入り口へ。神呪寺のから少し下った駐車場にとめたのですが、結構混んでました。早速、BGMがピヨピヨ、ツクツクボーシと聞こえてきます。

多目的広場で上を向くと、見事な秋晴れ。雲ひとつもない。と思ったら、言い過ぎでした。角度を変えたらすぐに雲がありました。とにかく、いい天気です。

歌碑があります。古い字の「冑山」のところが気になり、それ以上は頭に入ってきませんでした。すみません。

整備された道沿いに進んでいきます。木製の消火栓の標識があるのですが、周囲に消火栓らしきものが見当たらず、若干謎めいています。

前日の雨で小さな流れが幾筋も見られました。

12:05分岐点です。ところどころこのような標識があるため、迷子になる心配も不要です。700m先の展望台を目指して進みます。

12:10「甲山自然の家」のかんばんを見つけ、誘われるままに脇道へ。看板通り一分ではつかないですが、二分あればなんとか。木立の中に入っていくのもいいものです。

西宮市民にはおなじみのカエルのマンホールのふた。アスファルト以外では珍しいので、つい撮ってしまいました。

やがて、ジブリっぽい雰囲気の出口を抜けると、甲山自然の家等の施設の入り口に出ます。五ケ池ピクニックロードに面しています。

②~③甲山自然の家付近の散策と展望台への道。15分+10分

市営施設の甲山自然の家は残念ながら休館中。宿泊や食事も可能なようです(※要予約)。隣接の甲山自然学習館の水槽が見たかった。

建物の裏にはキャンプサイトもあります。西宮市街からも車ですぐ来ることができる位置です。

そしてビュースポットもありました。かなりいい景色が見れてしまい、若干、展望台行く気が失せてしまうほどです。まあ、行くのですが。

12:25もとのルートに復帰しました。再度、案内に従って展望台を目指して歩きます。

爽やかな青空を時々見ながら、木陰を歩けるため心地よいです。

大阪城築城の際の石垣に使う石を取った採石場がこの近辺にあったらしく、大きな石がごろごろ転がっているちょっと不思議な光景です。

特に看板もない分岐を見つけて入ってみます。送電塔に行き当たり、ルート間違えたかと一瞬焦りましたが、実は通っても通らなくても展望台には着くようです。

12:35展望台着。確かに展望台といえる見晴らしです。遠く海まで見渡すこともできますし、ハルカスや大阪国際空港(伊丹)も見えているようです。

また、展望用の建物もあり、台の上は双眼鏡や望遠レンズを持った方が結構いました。

阪神競馬場や大阪のビル群、海と西宮大橋らしき風景までが見渡せます。

結構いい汗をかいたので、展望台の下のベンチで小休止。帰りはシンボルゾーンを通って戻ることにしました。

④シンボルゾーンを通り抜けて、多目的広場に戻る。10分+10分

地図上で見て、公園の中心部を横にまっすぐに通る道がシンボルゾーンです。行きはぐるっと回ったのですが、帰りはシンボルゾーンをまっすぐに抜けていきます。

再び、大きな石か岩。その形は「あー、鬼滅の全集中のアレで切った岩」的な感じもあります。

時々、空を眺めてしまいます。山の上は視界を遮るものが少ないので、空が広いような気さえします。

12:50シンボルゾーンの東端につきました。山中で突然まっすぐな道があると、不自然にかんじますね。

真ん中を通る道の左右には石を加工したシンボルが並べられています。

「あーこれ知ってる、同じかたちの石を探してこい的なミッションが発生するやつ。ゲームだと。 」独り言がとまりません。

何故かくぼみに石をはめる仕掛けがある気がしてしまいます。ないです。

一瞬、脳がパニくる造形です。

左右にシンボルがおかれた道を過ぎると、その先には噴水、さらに大きな像、バックに甲山という配置。ここを設計した人はこの風景を作りたかったのかもしれません。

物凄く秋っぽい置物ですね。

噴水は特に動いていませんでしたが、思いのほか澄んでおり、周りにはトンボや蝶が多い気がします。

一番メインとなりそうな像とそれを囲む池。こちらも噴水施設はありますが、動いている様子は見当たりません。何を表している像なのか、抽象的でよくわかりませんでした。

メインのシンボルを抜けて、帰り道、案内を見て驚愕します。どうやらさっきの像は「愛の像」というらしです。

まさか、愛のかたちをこんなとこで認識できるとは。うん、タイトルは「甲山森林公園で愛のかたちをついに見つけた」だな、などと思い浮かびましたが、冷静になるとそれはどうかと気づきました。自分で気付けてえらい。

13:10スタート地点の多目的広場に戻ってこれました。

山の雰囲気を味わえるきちんと整備された公園

山の中ではありますが、公園として整備されているため、非常に足元はよいです。今回はかなりゆっくり歩いて1時間強。ターンする地点を変えれば時間調整はいくらでも可能です。

結構人がいるのでマスクは必要となります。丁度、お昼時だったため、お弁当を広げる人もちらほらと見うけられました。高齢とおぼしきポールウォーキングの方もおり、歩きやすいコースです。

INFORMATION

甲山森林公園 展望台