CULTURE

西宮ウォーキングガイド|秋はどこからやってくるのか、甲山で調査してきました編

秋はどこからやって来るのでしょう。

気がつけばすっかり秋だといいます。そういえば日が暮れるのは早くなった気がしますし、スーパーにサンマが並んでいるのも見ました。

基本的に引きこもった生活をしているため、いつの間にかという感覚が強いです。

そこで今回は、どこから秋が来ているのか、山の上から見てみることにしました。

気がつけば、私そのものもすっかり秋です。来年で40。豊かな秋か、枯れていく秋か…。西宮の季節に重ねて少しセンチになってみたり。

そして、飽きもせず甲山に向かうのでした。

甲山自然の家側から甲山山頂へ登り、北山貯水池側に降りていくコース

今回のコースは、①甲山森林公園の西側入り口(多目的広場)をスタートし、公園はすぐに抜けて甲山自然の家に向かいます。②甲山自然の家周りを少し見て回り、③甲山山頂へのルート(東)へ。④甲山山頂からは西の北山貯水池方面へ降りてバス通りを通って甲山森林公園の西側入り口に戻るルートです。

①~②、④~①の間は公園と車道のため比較的歩きやすいエリアです。②~③~④の間は③を頂点とした山です。足元も地ならしされていないところと急な階段を含むため注意してください。

所要時間の目安は①~②10分、②~③30分、③~④~①の下りと帰路が20分程度です。また、山頂では昼食を含め1時間程度休憩しています。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

①~②甲山森林公園西入口から甲山自然の家へ、公園内をのんびり歩く。10分

12:00毎度おなじみの甲山森林公園西入口付近の駐車場に車を停めて、公園へ向かいます。既に木々の色が少し枯れた色に変わっているような気がします。

公園の西入口から入ろうとすると、不穏なカラーコーン。ご注意ください。

入ってすぐの多目的広場をうろつくと、今年のものと思われるドングリ。大きくなる前に落ちてしまったのか、まだ青い色をしていました。

空を見上げると一面のうろこ雲。秋の雲ですね。

多目的広場の横に小道を発見。早速、公園からそれてしまいましたが、気にせず階段を進みます。

その先は、道路に出ました。五ヶ池ピクニックロードのようです。ところどころ葉っぱの色が変わっていたり、ススキが生え茂っている姿も秋らしさなのでしょう。

12:10「甲山自然の家」に到着。前回は利用停止中でしたが、今回は開いていました。トイレを借りて、周りをうろうろしてみます。自然学習館も開いていました。

前回来た時も同じ位置から遠景を眺めたのですが、明らかに山の色合いが黄色味を帯びています。

自然観察館の中は地味ながら興味深い展示がいっぱい。水槽とにらめっこしてきました。お子様大好きみやたんのスタンプもあります。

自然の家周辺の地図を見てみると、甲山への登頂ルートについても記載があります。自然の家の西側からは甲山東登山口に続いているようです。ちなみに、湿原がどのへんなのかは探してもわかりませんでした。

②~③甲山自然の家周辺を散策し、甲山東登山口から頂上へ。30分

12:25登山開始。いきなりイノシシ注意の標識が。1031歩

自然石でしょうか。不思議な形状です。

振り返ってみると自然観察館の形がわかりやすいですね。山道を進みます。

途中で分岐の看板がありました。興味本位でキャンプ場側を少し覗いてみると「この先行き止まり」の看板。どうなってるんでしょう。深追いせず撤退します。

割と難所っぽいところ。山肌がむき出しになっており、足もとが滑るので注意してください。ロープが用意されています。

やがて東登山口の看板が見えてきます。ここからは階段が組まれているため、足もとはよくなります。傾斜はきつくなりますが。また、木の茂り方が強くなってきました。

中途には「頼朝公墓」が。きっと源頼朝なのだと思いますが、真偽のほどや由来は調べていません。なぜこんなところに感が強いです。

トリやイノシシが食べたのか、アケビの皮が落ちていました。小さな赤いキノコも。やはり秋なのでしょう。

この辺で息も絶え絶えに。どこまで続いてるんだろ。

木々の間に街が少しだけ見えます。

12:55そろそろ休憩しようと思い、座れそうなところを探しているうちに視界が開け、気が付けば山頂でした。赤みがかった草原がここも秋だと教えてくれます。1893歩

③~④甲山山頂の草原を抜けて、北山貯水池方面から下山。森林公園の西入口へ戻る。25分

モズがピーヒョロなく声を聞きながら持参したおにぎりを食べました。雲の形がまた変わったような気がします。

山頂では一時間ぐらい休憩していたのですが、家族連れでお弁当を広げていたり、学生が部活で登ってきたりとそれなりに人の行き来はあります。

13:55山頂の草原を西に向かい、北山貯水池方面へ抜ける道で帰ることにしました。汗がひいて少し涼しく感じるぐらいでした。

下山中に北山貯水池を見下ろして。

こちらのルートの方が東登山口よりは少しマイルドな気がします。降り切った先には北山貯水池と甲山森林公園の自然観察池。水面に反射する日の光が時間帯の割には弱く感じます。

貯水池の周囲ではまとまって紅葉している箇所もありました。

そのままバスの通る車道を歩いて下っていきます。

神呪寺の駐車場の裏側にある池では、カメが休んでいました。

14:18出発地点の駐車場付近に戻りました。3693歩

行きには気づかなかったのですが、オレンジ色の果実(柿?)がまさに秋。

甲山にも、まんべんなく秋が訪れているようです

秋はどこからくるか、はもちろんわからなかったのですが、そこら中に秋らしい風景が広がっていました。気候も過ごしやすく、ウォーキングに最適な季節なのかもしれません。

山道があるので、雨の前後は足元への注意が必要です。

INFORMATION

甲山森林公園