CULTURE

西宮ウォーキングガイド|12月の初詣編

初詣・初詣で(はつもうで)とは、年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事。一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりする。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

つまり初詣は一月に実施する、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

2022年の初詣に関して、西宮神社(えべっさん)では密を避けることを目的に分散して参拝してほしいと呼びかけています。

そのための方策として、12月より初詣の参拝を受け付けているそうなのです。

どうでしょう。なかなかエポックメイキングな考え方ではないでしょうか。

それでは早速ということで、西宮神社への初詣を含めたウォーキングに行くことにしました。

JR西宮駅から西宮東口商店街を通り抜けて、市役所を横目に阪神西宮駅経由で西宮神社へ向かうコース

今回のコースは、①JR西宮駅をスタート地点とし、駅を南下して国道二号線を渡り、西宮東口商店街を通り抜けます。②突き当りで阪神神戸線と合流し、そのまま線路に沿って西へ。③阪神西宮駅の横を通り抜けてえべっさん筋に突き当たって南に進み、④西宮神社の境内をうろうろするルートです。

全面的に平地の市街地ですので、非常に歩きやすいです。車通りは少ないものの車両通行止めではないので、その点にはご注意ください。

所要時間の目安は①~②15分、②~③10分、③~④10分、④周辺で25分程度です。神社内には見どころも多く、休憩所もあるためもっと時間をとってゆっくりするのもいいですね。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

①~②JR西宮駅から西宮東口商店街を通り抜けて東川へ。車が少ないのでブラブラできる。15分

12:00JR西宮駅北口からスタートしました。駅舎はパッと見ものすごく小さく見えるのですが、半地下の構造のため見た目ほど小さくはありません。

地下道を潜って南側へロータリーへでます。今まで意識したことなかったのですが、モニュメントがありますね・・・大体のモニュメントが何を意味しているのかタイトルを見ないとわかりません。

ロータリーを抜け、歩道橋で2号線を横断します。

2号線を渡ってすぐの郵便局の脇の斜めの道が、西宮東口商店街です。雰囲気のある路地で、商店街と住宅街の中間くらいの雰囲気でした。

お腹を鳴らしながら飲食店の横を通り過ぎます。松原神社の灯篭はわりと突然な感じでびっくり。公共施設の裏側には緊急避難用の滑り台が付いていました。金属製の緊急避難用滑り台って珍しい気がします。

②~③東川から阪神電車の高架沿いを西へ。市役所を横目にEBISTAを眺めて歩く。10分

12:16東川に突き当たりました。上天神橋という橋から周りをぐるりと眺めてみます。市役所の敷地の角にあたりますね。

市役所を横目に阪神電車の神戸線沿いに西に歩いていきます。市役所前の木々が色づいていました。

阪神西宮駅も複数入り口があるんですね。

12:25札場筋線と交差するところまで来ました。駅に隣接する商業施設EBISTAの東端が見えます。1440歩

EBISTAもクリスマスっぽい飾り付けがされていますね。やはり、12月なんだよなあ。

阪神西宮駅のロータリー前。街ゆく人の歩みが早く感じるのは師走のせいかもしれません。

③~④阪神西宮駅から商店街を経て、えべっさん筋。土塀に寄ってみる。10分

西宮中央商店街の中を通り抜けます。石畳が門前町らしい雰囲気です。商店街を抜けると、道路の量はしに灯篭が並ぶえべっさん筋にたどり着きます。

西宮神社の塀がみえてきました。この土でできた塀は長い歴史を持っており国の重要文化財に指定されているそうです。近づいてみると確かに土でできています。一説によればニテコ池から塀の材料となる土が運ばれたそうです。

④西宮神社の境内をくるりとまわる。25分

12 : 35西宮神社の表大門から中に入ります。

2022年も中止が決まってしまっているようですが、福男選びのスタートシーンで門の鮮やかな色を目にしたことがある方も多いかと思います。

境内は非常に広く感じます。そういえばお祭りなどのイベント事ばかりで来ているため、広く静かでここはやはり神域なのだなと再認識しました。

訪れたのは12/6平日の真っ昼間なので人出は多くはありませんが、冬の日差しを楽しみながら歩く地元の方のすがたはちらほらありました。

混雑するイベントの際にはゆっくり見られない興味深い色々を見て回ります。さすが酒樽が大量に並んでいるのは土地柄ですね。

拝殿が見えてきました。空と地面の色の間に赤が映えます。

正面に回って。お参りしてきました。

狛犬さんも筋骨隆々で強そうです。さらにご神馬も並んでいます。

熊手が売っていたり、休憩所では甘酒が売られていたりと、初詣らしい雰囲気も漂っています。

拝殿の向かいの池の周りは日当たりが良く、のんびり過ごせました。

初詣向けのたいみくじも12月1日より販売されているようです。お守りを買って帰りました。

社務所の中にはえびす信仰資料展示室があり、えびす様にまつわる様々がおさめられていました。興味のある人には非常に楽しいところだと思います。

13:00ごろまで境内をブラブラして撤退することにしました。2965歩

神社に付き物の南天をいくつか見かけました。実のなり方が違うので別の種類なのでしょう。

まったり静かな初詣もいいもんですね

元旦やその近辺での初詣は混雑して活気と高揚感のあるイベントです。それはそれでよいのですが、12月の静かな初詣も心安らかでよいものでした。

参拝者の分散を目的に、12月や2月まで初詣の期間を広げているため、ぜひご利用を検討してみてください。すいているときの方が神様にも声が届きやすいかもしれませんよ。

INFORMATION

西宮神社

  • 〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1−17
  • 0798-33-0321
  • 阪神電車・本線「西宮駅」南口より南西へ徒歩5分
  • https://nishinomiya-ebisu.com/


この記事を書いた人

コウヤマヒロシ

ライター

西宮在住10年くらいの兼業主夫ライターです。 二児の父。 地元の方から教わったお店や子供と遊べるスポットなど、フットワーク軽く発信していきます。

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