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西宮で初詣|福應神社

西宮には「三福神」と呼ばれる神社が存在します。

そもそも「三福神」とは、西宮市に鎮座する、福の神、幸運・開運・招福などの御神徳のある三つの神社の総称である。
いずれも極めて古い由緒のある、西宮ならず、兵庫県や関西地方、あるいは全国的にも有名な神社が含まれる。
引用元:神社と古事記-西宮の三福神とは?

この一角を担うのが、今回ご紹介する「福應神社」です。

三福神の残りは最も有名な「西宮神社」に加えて、「越木岩神社」が該当します。
地域に根強く関係している福應神社ですが、その歴史や得られるご利益などはご存じでしょうか?

実際に筆者が撮影した写真とともに確認していきます。

福應神社へのアクセス

久寿川駅

福應神社は、兵庫県西宮市の今津大東町に位置します。
立地的にも交通のアクセスが良く、行きやすい場所です。

【電車で行く場合】

  • 久寿川駅(阪神本線):徒歩3分
  • 今津駅(阪急今津線・阪神本線):徒歩9分
  • 甲子園駅(阪神本線):徒歩10分

【バスで行く場合】

  • 巽町バス停(西宮尼崎線):徒歩5分
  • 西谷町バス停(西宮尼崎線):徒歩6分
  • 南甲子園二丁目バス停(浜甲子園線・西宮尼崎線):徒歩7分

福應神社の歴史

創建年代は不詳ですが、1つの神託がありました。
その内容は次のとおりです。

「この浦のすがすがしき地に吾を斎き祀れ。されば万人守護し諸願成就を得さしむ」
これにより、浦人たちが浄地を勧請して奉斎したのが始まりだとされています。

「福應神社」と名付けられた背景には、文禄年間(1592~1596年)、後陽成天皇の名代参拝が関係しています。
この参拝の中で「福に應ずる宮」、つまり「福應神社」の社号を賜ったのです。

近年では、1995年1月17日に起きた災害である「阪神・淡路大震災」により、本殿・拝殿・末社が損傷され、儀式殿や社務所は全壊するなどの大被害を被りました。

参考:神戸新聞NEXT-【特集】阪神・淡路大震災

しかし、各位の驚き奉賛により1997年に復興を遂げました。

福應神社で得られるご利益

福應神社で得られるご利益には、以下のものが挙げられます。

  • 諸願成就
  • 開運招福
  • 商売繁盛

諸願成就とは、さまざまな願いが叶うことです。
開運招福とは、運が開け幸せを招くことを指します。
商売繁盛は、商いから大きな利益を得られることです。

新年特別祈祷(有料)では、以下のものがあります。

  • 家内安全
  • 初宮詣り
  • 交通安全
  • 厄除け
  • 心願成就 etc

電子版でも得られる御朱印

御朱印(電子版)

福應神社では上記の画像のように、GPSの位置情報に基づいて電子版の御朱印を得られます。
※公式のものではなく、「八百万の神」専用のもの。

参考:八百万の神-福應神社

公式のものについては、神社で実際に参拝することで頂くことができます

初詣情報(2022年1月時点)

初詣として新年には、迎春福引(元日午前9時)、新年祭(同日午前10時)が開催されます。

また、1月16日には「とんど焼」(迎春お飾り等のお焚き上げ)が催される予定です。
時間は午前9時~午後5時となっています。

周辺情報

福應神社の周辺にある「今津温泉」

福應神社の周辺には、住宅街や西宮ICがあります。
甲子園球場も、隣駅であることから近いですね。

近所には今津温泉がありました。
初詣ついでに心身ともに洗い流し、サッパリしてもいいでしょう。

三福神の一角を担う「福應神社」まとめ

福應神社については、以下のような特徴があります。

  • 交通機関でのアクセスが容易
  • 西宮の三福神の一角を担う由緒正しい神社
  • 歴史は今津に伝わる神託から始まる
  • 阪神・淡路大震災により大きな被害を被るが、1997年に復興
  • 諸願成就や開運招福など、さまざまなご利益がある

規模的にはこじんまりとした神社ですが、その雰囲気や地元密着の観点からファンも少なくありません。
特に西宮に住われてる方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!

INFORMATION

福應神社(福應えびす)

  • 西宮市今津大東町1-28
  • 0798-26-0769
  • 阪神本線「久寿川駅」より徒歩3分