TRIP CULTURE

西宮ウォーキングガイド|今津港から3つの河川の合流ポイントまで編

西宮って色々ありますよね。

海もあるし、山もあるし、学校もいっぱいあって、球場もあれば灯台もある。

灯台といえば、2024年4月に移設された「今津灯台」がありますよね。うん、移設が完了したのは知っているのですが、その跡地はどうなったんだろう?

そんなことが気になる性分でして。

ということで、今津港からその近辺を水辺に沿って歩いてきました。

海の付近なので高低差はなく、足場も歩きやすく舗装されたところを中心としたウォーキングです。

今津港の灯台跡地と東川河口付近を川沿いに歩き三角公園に至るコース

今回のコースは、①交差点から堤防の中の今津港エリアをすすみ突き当りの★の旧灯台あたりまで行き折り返し、①から②に向かい東川沿いを◎に向け南下し折り返し、その後③方面に進んで三角公園に到着というルートです。

★、※、◎のポイントはそれぞれ進入禁止となっており、奥深くまでは入れていません。

港湾、企業のグラウンド、工業地帯、水門といった施設の周りをぐるぐると。基本足場はコンクリートなので歩きづらいことはありませんが、一歩間違えると水の中のため慎重目に歩みました。

所要時間の目安は①~★~①が10分、①~※~②が5分、②~◎~②が20分、②~③が15分と、全体で1時間弱のコースです。近隣にはコーナンの中にロピアができていたり、万代もあるなどお買い物のついでに歩けてしまいますね。

ちなみに筆者は大柄な40代男性です。写真を撮ったりメモを取ったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

①~★~①今津港入口から旧今津灯台跡に迫り、入り口に戻る10分

3月某日。

12:30、多少の日差しはあるものの肌寒い昼過ぎでした。西宮市設置の古い看板は今津灯台が移動したことにはまだ対応していません。

分厚い堤防のゲートを入れば今津港湾です。津波に備えた堤防のコンクリートの分厚さが頼もしく見えました。

荷揚げなどに使うクレーン、各種の船舶桟橋や向こう岸などをちらちら見ながら奥に進んでみましょう。

東側には背の高いバックネット。大阪ガスの総合グラウンドの野球場でしょうか。平日だからか非常に静かでした。ドーム型のガレージでは何やら機材を整備する人もいました。

さらに進めばかなりカッコイイ水門が見えてきます。

残念ながら旧灯台跡付近への道は黄色い立ち入り禁止の看板に遮られています。令和9年3月までは浚渫工事中とのこと。

水門をズーム。カクカクのフォルム、巨大な上部とそれを支える細い足。そして純粋に結構でかい。可能ならばもっと近づいてボーっと見たいですね。

仕方がないので折り返します。堤防の落書き、ゴムボートっぽい船舶、水鳥など興味を惹かれるモノが散見されますね。

そして、荷揚げ用のクレーン。回転式のギミック、直線のゴツゴツしたフォルムは40代のおじさんにもかすかに残る小学生男児の心が刺激されるメカメカしさ。

動いているところもみたいような。パトランプは動いていないほうがいいですが。

12:45、堤防の入り口に戻ってきました。ここまで778歩。

花粉症のせいか、潮の香りはあまり感じませんでした。昼過ぎという時間帯のため静かでしたが、釣り船や渡し船などもあるようです。

①~※~②今津港入口から東川の工場跡地へ5分

堤防の入り口をでて西に進みます。途中で犬の幼稚園?と書かれた看板の施設の横をグラウンド側に進んでみました。

ゲートに閉ざされた工場?倉庫?の跡かな。なんともいえない好きな雰囲気です。

突き当りは大阪ガスのグラウンドの裏側の出入り口。野球場の裏側でしょうか、こんな感じなんですね。テニスコートや陸上競技場もあるそうです。

折り返して、再び西へ。新川と東川の合流地点近辺。この辺りも工事中。ここにも水門ができるみたいですね。

工事の看板の真裏あたりから見た、北側、南側。

看板の南側は車両用の道路と歩道が並んでおり、車道側は関係者以外立ち入り禁止。歩道側は階段から川を渡る橋につながっています。

なぜ橋を渡るのかと言いますと、そこに橋があるからです。渡ってみましょう。

少し見づらいのですが、川の真ん中に平な島があります(下1枚目左側のグレーの部分)。すごい建造物があるわけではないのですが、結構不思議な光景ではないでしょうか。2枚目は川沿いから見た様子。

後で調べると西宮市西部工場跡となっていました。じんかい焼却場があったそうです。そういえば高い煙突の建物があった気もします。

②~◎~②東川の工場跡地から水門の施設に近づく20分

橋を渡った先の南側川歩道が伸びています。隣はJFEの工場のようです。一部だけレンガのカッコいい壁の部分があります。

枯草の間のアスファルトの道をすすみます。元は車道だったのかもしれませんが、ところどころアスファルトが隆起していたりするので注意。200メートルほどで突き当ります。

水門関係の施設でしょうか。兵庫県の管轄のようです。もちろん関係者以外立ち入り禁止、残念ですが致し方なし。

柵の下には魚影が…。チヌっぽいです。人通りがないため水鳥も余裕の表情です。

折り返して、少し川の近くに降りてみました。水は思ったより澄んでいて、近づくと底まで見えます。

13:10、橋に戻ってきました。ここまでで2283歩です。

②~③工場跡地あたりからフラフラしながら三角公園の南端へ10分

閉店したダイエー(旧マルナカ)の裏側を西に進み途中の曲がり角。

大きな建物は宗教施設らしいです。海が見えるところに出るかなと進んでみたのですが、ここも行き止まり。今回は行き止まりばかりです。

臨港線の東川、六湛寺川の上。途中に島のようなところがあり、実は2本の橋とカウントされています。

ネコさんの隠れ家?丸くなっていてかわいいです。

川野西側を臨港線から北上すると東に進める小さな橋。なんと「幸せ橋」というそうな。あやかりてえ。

橋を渡った先の島っぽいところ。坂道が見える横がさっきの猫の隠れ家。カモメもすましています。

13:30、三角公園の南端へ。なんとなくゴールとします。ここまでで3731歩。

ニッチだけど見どころの多いコース

水門や重機、工場跡などが好きな人にはたまらない風景が多数存在するコースです。ただし、立ち入り禁止も多く、港湾も時間帯によっては注意して進む必要があります。

4月が近づくと三角公園やそのとなりの津門中央公園ではサクラも楽しめます。

INFORMATION

今津港

  • 〒663-8224 兵庫県西宮市今津真砂町1−11 西宮市真砂ポンプ場
  • 阪神、阪急「今津駅」より徒歩19分