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苦楽園|アルザスの香り漂う焼き菓子とクッキーのパティスリー

突然ですが、フランスのアルザス地方という場所を知っていますか?

ドイツに隣接する地域で、のどかでおとぎ話の絵本に出てくるような景観が息をのむほど美しく、パリとはまた違った魅力がある地域です。

今回は、日本ではまだあまり知られていない、古き良きフランスのアルザス地方のお菓子を楽しむことができる焼き菓子店「good time pâtisserie(グッドタイムパティスリー)」さんを紹介します。

樋之池公園の目の前!シンプルで洗練された外観が印象的なパティスリー

北夙川体育館の向かい側にあるマンションの1階に店舗をかまえているのが「good time pâtisserie(グッドタイムパティスリー)」さんです。


マンション1階にある「グッドタイムパティスリー」さん

北夙川体育館の向かい側にあります

お店の目の前は阪急バス「樋之池公園前」の停留所になっています。

苦楽園口駅からは徒歩で12分ほどと少し離れていますが、坂道が少なく、入り組んだ道もないのでとても行きやすいという印象です。

歩道と車道が分かれた道ですが、車の通りは比較的多いので、小さなお子様を連れて歩く際には注意してください。

ナチュラルで温かみのある空間

店内は白と木目を基調としたナチュラルで心地よい雰囲気になっています。

奥のガラス窓からはパティシエが作業する姿が見え、まるで工房のようなライブ感です。

ショーケース代わりの木製カウンターには、パンや焼き菓子がずらりと並び、見ているだけでワクワクしますね。

プライスカードにはアレルギー表示もあり、安心して選ぶことができます。

きれいに並んだ商品とさりげないドライフラワーの装飾や小物が上品で、落ち着いた空間ながらも温かみを感じられる雰囲気です。

店内には小さなベンチがあり、買ったお菓子をその場で味わうこともできます。

さらに、小さなお子さんが遊べるおもちゃや、アルザス地方の景観や文化を紹介する本も置かれています。

2歳の娘を連れて行ったところ、夢中になって遊んでいました。

文字はフランス語ですが、絵や写真がとってもきれいでずっと見ていられます。

お子様連れでもゆっくり選べるようにという、細やかな気遣いがとっても嬉しいですね。

こだわりは「バター」

「グッドタイムパティスリー」さんの最大の魅力は、素材へのこだわりです。

特にバターへの想いは強く、2種類を使い分けています。

パイ生地やクロワッサン、フィナンシェには、チーズのような深い風味を持つフランス産の発酵バターを、クッキーやタルトといった焼き菓子には、素材の味をそっと引き立ててくれる北海道産の純正バターを使用しています。

季節限定商品の紹介

現在の季節限定商品は、リンゴタルト、ショーソンオポム(アップルパイ)、ガトーバスク オ マロンです。

アルザス風りんごタルト(380円)

ショーソン オ ポム(380円)

ガトーバスク オ マロン(400円)

クリスマスにはシュトーレンやクリスマスクッキー、お正月はフランスの新年には欠かせないお菓子、ガレットデロアも毎年登場しています。

週末限定のクグロフも!

焼き菓子だけでなく、クグロフも看板商品の1つです。

クグロフサレ(500円)

ベーコンがたっぷり入ったクグロフは、ワインにとってもよく合う逸品です。

こちらは毎日ありますが、金曜日と土曜日にはレーズンが入った甘い系のクグロフが登場します。

気になる方は、週末を狙って買いに来るのがおすすめです。

人気商品のご紹介

今回は、お店の人気商品3つと季節限定商品を1つ購入したので、紹介します。

ボベス

ボベス(480円)

アーモンドクリームとドライフルーツをくるくる巻いて焼いた、アルザス地方の伝統的な焼き菓子。

生地にシナモンが香り、しっとりとした甘さとスパイス感が絶妙です。

ショーソン オ ポム

ショーソン オ ポム(380円)

酸味のあるプラムリーアップルと甘いアーモンドクリームを、フランス産発酵バターの生地で包んだアップルパイ。

甘すぎず、軽やかに食べられる一品です。

タルトリンツァ

タルトリンツァ(380円)

シナモンがきいた生地にラズベリージャムをのせたタルト。

アルザス地方を象徴するハートのデザインがとても可愛らしく、手土産にもぴったりです。

キプフェル

キプフェル(220円)

こちらは店内でいただきました。サクサクと軽やかな食感がクセになるクッキーです。

素朴ながらも上品な味わいで、ついつい手が止まらなくなるおいしさです。

アルザス地方の風を楽しめるグッドタイムパティスリー

店主ご夫婦は、お菓子の修行をしていたフランスのアルザス地方で出会われたそうです。

フランス北東部に位置するアルザス地方は、ドイツとの国境に接し、歴史的にフランスとドイツの文化が入り混じった地域。ワインや郷土料理、クリスマスマーケットでも有名で、ゆったりとした暮らしと豊かな食文化が根付いた温かみのある地域だったと、店主の奥様は話されていました。

奥様は帰国後、青山のヨックモックのブティックでシェフと商品開発を経験し、その後「苦楽園の雰囲気が気に入って」と、ご夫婦でこの場所にお店を構えることを決めたそうです。

お店の営業時間は朝9:00から17:00で、10:30~11:30が1番品揃えが豊富な時間帯になっています。

この時間を狙って訪れるのがおすすめです。

電話やインスタグラムのDMでお取り置きもできるので、確実に欲しい商品があるときは予約すると安心ですよ。

店舗専用の駐車場は1台のみですが、近隣のコインパーキングを利用すると200円引きになるサービスがあります。お会計の時に駐車券をご提示ください。

定休日は日曜日と月曜日ですが、変動することがあります。詳しくはお店のインスタグラムをご確認ください。

支払い方法は現金、カード、バーコード決済が可能ですが、楽天ペイは対応していないので注意してください。

日本にいながらもフランスのアルザス地方を感じることができる「グッドタイムパティスリー」さん。

ぜひ1度訪れてみてくださいね。

INFORMATION

good time pâtisserie(グッドタイムパティスリー)