甲東園｜間接照明の静かな隠れ家でお酒とお料理を

阪急今津線甲東園東側は割と静かな住宅街です。パセオ甲東という1階は商業スペース、２階は病院、その上はマンションという高いビルが建っています。その裏側にはいくつか飲食店が並んでおり、地元のお客さんに愛されているお店揃いです。

その中でも、少し奥まった入り口、落ち着いた外装、通りがかる際にちらっと見えるカウンターに並ぶお客さん、そしてHappy★hourの文字、とても気になっているお店がありました。「妻美家（つまみや）」にまだ外も明るい開店早々に伺ってきました。

まっすぐ通ったカウンター、やわらかい照明の店内

白い扉を開くとまっすぐに伸びるカウンター。その向かいには銀色に輝く調理スペース。お店の奥側にはソファー席もあるようです。

カウンターに着席すると、手元が明るい。カウンターには間接照明が組み込まれており、料理やお酒をやさしく照らしています。

とりあえず生ビール。「キリン極上生ビールアワード」受賞店の生ビールは、スッとのどを通って、食欲エンジンを始動させます。この日はお通しは５品の中から、春菊とわかめのナムルをチョイス。ほんのりとしたほろ苦さでスタートダッシュに成功しました。

ググっと一息ついたところで、マスターの手元のフライパンが気になります。中にはテリッテリの手羽先。すかさずハーフサイズで手羽先あっちっち（４ピース）とつまみやサラダを注文。写真は失念してしまったのですが、おひとり様向けのハーフサイズメニューがあり、今日も一人飲みの私も安心です。

手羽先あっちっちは濃厚かつ辛めの味付け。カリッとした外側としっとりジューシーな内側のダブル食感。シークワーサー酎ハイの酸味がすすみます。

ちょっとしたものから、しっかりとしたものまで、店名通りの「つまみ」揃い

一息ついたら、メニュー眺めタイムです。手のひらサイズのメニューには色鮮やかな写真が添えられ、目も楽しませてくれます。

プチサイズの日替わりおつまみから、ガツンとお肉のメニューも。黒板には本日のビストロも。多国籍に様々な料理がいただけるようです。ご飯ものやピザ、パスタなど〆のメニューも充実しています。

またコースでの提供やシェアメニューなどもあり、みんなで来ても盛り上がりそうです。

ドリンクは幅広く、ビール、酎ハイ、焼酎、ワイン、ハイボール、日本酒、果実酒etc。料理に合わせてお酒が選べるようになっています。

平日（祝日除く）は17:00～20:00までアルコールドリンク25種がHappy★hourで350円と見逃せない価格設定です。

ぼんやりした注文にも真摯に答えてくれました

さてメニューにも一通り目を通したのですが、目移りが止まらずメニューが決められません。オムレツの写真もいいし、カルパッチョも気になる、日替わりアヒージョもいいなぁ。

アルコールも少し回って、優柔不断になり店員さんに尋ねてみました。「オムレツとカルパッチョとアヒージョ、どれが一番映える？」

ぼんやりした質問にも関わらず、マスターと相談して、真摯にカルパッチョを薦めてくれました。カルパッチョに日向夏ハイボールを注文します。

この日のカルパッチョはよこわ（本マグロの幼魚）。赤身の癖のない味わいと、少しシットリとしたような柔らかな身が爽やかなカルパッチョソースと合います。上に乗ったエディブルフラワーごと口に入れると、少し春らしい気分になれました。

その挙句、結局我慢できずにオムレツ（卵3個）を注文。大きさが卵の数で選べます。ほんのりバターの香りがするプリプリのオムレツはスプーンを入れると、トロトロの中身。トマトソースを絡めながら口に運ぶ手が止まりません。はっさくの酎ハイで口の中にさわやかさを補給することも忘れません。

さて〆は・・・と楽しみにしていたのですが、写真以外にも麦焼酎のソーダ割を2杯飲んでお腹いっぱいになっており、次回のお楽しみとすることにしました。ごちそうさまでした。

テイクアウトも利用可能です

テイクアウトも最近始めたとのことで、当日も飲んでいる間に受け取りに来たお客さんが複数組いました。事前に電話して注文しておけば、出来上がりの時間を調整してくれます。