GOURMET
2022.03.18 2022/03/16
手島 くみこ
西宮で味わう和菓子特集vol.8~甲陽園で50年以上続く和菓子店の絶品最中~
なんとなく甘いものが食べたいときや、いつもよりちょっといいおやつが食べたいとき…和菓子が食べたくなるときはありませんか?
西宮にある和菓子店を紹介している本連載の8店舗目は、甲陽園で50年以上続く老舗「翁菓舗」さんを紹介します。
お店の場所は
翁菓舗の場所は、阪急甲陽線の甲陽園駅から歩いてすぐの場所にあります。駅前の甲陽園通り沿いの、洋菓子で有名な「ツマガリ」さんの斜め向かい側に位置しており、電車でのアクセスが便利。
気になるお店の様子は
達筆な文字で書かれた季節の和菓子を横目に見ながら店内に入ると、ショーケース内に並んだおいしそうな和菓子がお出迎え。
箱詰めされた進物用のものはもちろん、単品で買えるものまで幅広く揃います。
ショーケース上のカウンターには、季節を感じさせる練り切りも!薄いピンクやグリーンをあしらった春満開の和菓子は、見ているだけで明るい気持ちになりますね。
草もちや桜もち、うぐいすもちなどといった和生菓子は、シェアしやすい3個入り。
向かい側の棚には、食べ出したら止まらなくなりそうなせんべいやおかきなども各種並びます。
実力派のお店で選んだものは
店内で一際目を引くのが表彰状の数々!全国菓子大博覧会の受賞や、西宮市の技能功労栄誉賞の受賞歴があり、実力派のお店であることがうかがい知れます。
そんな店内で、筆者が選んだのはこの3種類。
食べてみたいものが多すぎてどれにしようか迷いましたが、左から翁甲山(税込み194円)、三色団子(税込み421円)と自分であんをつめるタイプの翁甲山(税込み432円)の3種類を購入しました。
三色団子で春気分!
まずは、鮮やかな見た目で選んだ三色団子を頂いてみました。乾燥しないように、ひとつずつフィルムに包まれています。 ひとつずつ香りと味わいがかすかに違うお団子は、ふんわりやさしい甘さが広がります。
賞味期限が翌日までと短いのも食べてみて納得!もちもちの柔らかさの中にもほどよい歯ごたえが感じられます。
なかなか出かけづらい毎日が続いていますが、「このお団子片手に今年は、お花見に行けたらいいなぁ」と思いを馳せながら頂きました。
さくさく食感ともちもち食感の味比べ!
看板商品のひとつの「翁甲山」は、開けてすぐに食べられるタイプと、あんと最中が別に包まれていて自分でつくるタイプの2種類。
見た目が異なるので、別のものかとどちらも購入した筆者は、思いがけずどちらも食べ比べしてみました!
しっとりもちもちの最中
こちらのタイプは、開封してすぐに手軽に食べられるのが嬉しいポイント!
最中にあんが包まれているだけあって、食感はしっとりもっちり。たっぷり詰められたあんは、大粒の小豆が使われていてとってもつややかです。
西宮のシンボルでもある「甲山」の由来は、西暦190年にまで遡るだなんて、恥ずかしながら知りませんでした。
サクサク食感がたまらない手づくりタイプ
続いて、手づくりタイプを頂いてみます。一袋に2個分あり、あんと最中は別々の包装。
作り方が詳しく書かれたものを見ながら、早速作ってみました。
1カップに2個分が入っていて、まずはスプーンで取り分けます。スプーンも一緒に入っているので出先でも安心ですね。
隙間なくぎっしりあんを詰めたら出来上がり!
使われているあんこや最中自体は同じのようですが、食べてみるとまるで別物!音がたつほどサクサクの食感は、できたてそのもので引き立つ最中の風味を感じられる一品。
どちらもそれぞれに違う食感が楽しめるので、手土産用と自宅用で使い分けられそうです。そびえたつ甲山のイラストも、きっと西宮の話題に花を咲かせてくれるでしょう。
INFORMATION
翁菓舗
- 西宮市甲陽園西山町1-60
- 0798-74-6825
- 9:00~19:00
- 水曜日
- 阪急甲陽園駅より徒歩1分