甲東園｜和牛ハンバーグと生パスタの夢の競演

「和牛ハンバーグ」、「生パスタ」とパワーワードが二つも並ぶと頭がくらくらしてしまいますね。なかなかなさそうなそんな組み合わせ、両方が一押しメニューのお店を見つけてしまいました。

これは行くしかない、心に決めてから幾日。ランチに伺うのは決めていたのですが、和牛ハンバーグをとるか生パスタをとるかずっと決められないままでした。

甲東園駅を西側に徒歩3分以内。赤い「生パスタと名物ハンバーグ」の看板を目指して

阪急今津線甲東園駅の西口から、西方面に3分ほど歩いたところにあります。学園花通りという坂道の手前、飲食店がいくつか入っているブレ甲東園というビルの一階、赤い看板と幟が目印です。

開店の11時とほぼ同時ぐらいにお邪魔しました。私の後すぐに次のお客様が入ってきたのですが、先に外観を撮影しているときにスマホを見ながら位置を確認していた方だったので、やはりこのお店を目当てに来られた方のようでした。

店内は白い壁と木の椅子が並んだヨーロッパ調の落ち着いた雰囲気でしょうか。テーブルクロスの赤白チェックがアクセントになっています。キッチン側にはドリンクの並んだカウンターや黒板も見えます。パーティションの奥は少し照明が落ち着いた感じになっており、10人以上のグループでも入れそうなスペースです。

メニューを見た瞬間、ハンバーグか？パスタか？の選択から解放されました。パスタの上にハンバーグの乗った「極上ハンバーグの男前パスタランチ」で両方食べられるじゃないですか。さらにパスタサイズをLにしてがっつりいきます。

ランチメニューはパスタやハンバーグランチをメインにピザやほかの単品メニューもありました。

ハンバーグ＆生パスタとのご対面。そして憧れの・・・

先にセットでついてくるサラダとバゲットが来ました。サラダにはコーンドレッシングがかかっており、シャキシャキ野菜にコーンの優しい味が新鮮な感じです。

バゲットは味が選べます。私はバジルを選びましたが、カリッとしたバゲットの外側の食感とバジルオイルのしみた内側のジューシーさで、これだけで延々と食べていられるような気がしてきます。

そして大迫力の主役の登場です。たっぷりの生パスタの上にハンバーグがON。その上には賽の目にカットされたアボカドが載っています。仕上げにテーブルでチーズをかけてもらうことができます。

実は一時期このチーズすりおろしを家でやってみたくなり、おろし金を買うか悩んだのですが、滅多に使わないことに気づき、購入を断念しました。それ以来憧れていたチーズすりおろしが目の前で展開されているのです。

ハンバーグ用に五島灘のめぐみという海水塩がついてきます。こちらのお店のハンバーグには五島牛が使われており、同じ産地のお塩でいただきます。

まずはハンバーグから。海水塩をかけていただきます。口の中いっぱいに広がる肉のうまみ。ひき肉の歯ごたえとジューシーな触感。ひき肉の中には程よく脂分が含まれ、牛肉のうまみとほんのりとした甘さを感じました。

五島牛は長崎県五島列島で肥育される肉牛で、その流通量は少なくほとんどが長崎県内で消費されるといいます。また4大長崎和牛の一つにも数えられる和牛です。実はその多くは仔牛の間に出荷され、各地のブランド牛となっています。柔らかい肉質で、 赤身と甘みのあるとろけるような脂身のバランスの良さが特徴です。

断面を見てください。おいしさが伝わっていれば幸いです。

生パスタはスパゲッティタイプの麺をチョイス。水分が麺にしっかり含まれており、モチモチした触感です。パスタのソースはトマトクリーム。しっかりとしたトマト味がマイルドに絡まりフォークが進みます。フライドガーリックがアクセントとなり、食べても食べても食欲がわいてきます。

ハンバーグを途中まで楽しんだところで、「残りのハンバーグは崩してミートソースのようにしてもおいしいですよ」という店の人の話を思い出し、ミートソーススタイルでも食べてみました。肉と麺、ついに夢の競演です。生パスタの食感、トマトのさわやかさにお肉の存在感が加わり、多幸感に包まれた気分になる味わいです。

Lサイズで200グラムの生パスタは飽きることなく、それでいてしっかり食べた充実感のあるボリューム。最後は余ったソースをバゲットにつけて。

ご馳走様でした。

ワインやドルチェもあり幅広く使えるお店です。

ドルチェもあり、セットにすることも可能。女性の人気があるのもうなづけますね。女子会プランもあるそうです。1680～2080円（税抜）のシェアパックもあり、友人や家族と食べに来ても楽しそうな感じです。

ワインも充実しており、お肉と合わせて選ぶことも可能です。夜は極上ハンバーグのコースもありますので、コースをワインとともにいただく使い方もできますね。

この極上ハンバーグは冷凍したものを持ち帰りで購入することが可能です。あわせて五島灘の塩も買えますよ。

家族連れで来るもよし、友人と集まるときに使うもよし、もちろん一人でゆっくり食べにくるもよし。あなたは誰と食べに行きますか。