甲東園｜和菓子屋さんで季節を感じる和の創作御膳ランチ

国道171号線の西宮市内東端、甲武橋の手前あたりに「サザエ本店」の看板のある店舗があります。「何のお店だろう？」車で通りすぎるたびに疑問に思っていました。

ママ友網から情報が入り、おはぎがメインの和菓子屋さんであることがわかりました。しかも、店内には飲食店スペースがあり、季節の和食が楽しめる。さらに、ひと手間かかったおいしいランチがリーズナブルに楽しめるらしい。地元ママ友の情報網はなかなかすごいものです。

おはぎがメインの和菓子屋さんのお店の奥には。モーニング、ランチ、喫茶、ディナーが楽しめるんです。

おはぎをはじめとする和菓子を製造するサザエ食品の本店、和菓子販売ブースの奥に食事を楽しめるエリア甘味茶寮「和雅家」 （かんみさりょう　わがや） があります。

09:00～11:00のモーニング、11:00～14:00のランチ、14:00～18:00の喫茶、18:00～20:00のディナー（完全予約制）と幅広い営業形態です。和菓子屋さんのお店なので甘いものも充実しています。

ちなみに 和雅家エリアの内観については、ほかのお客様のお食事に迷惑がかかることもあり得るので撮影不可です。お店に伺う際にはお気を付けください。

今回のターゲットはランチの時間帯、毎月献立の変わる季節の御膳（1320円税込）です。優しい味わいの和の創作御膳がこの価格、高コスパ！悩むことなく着席と同時に注文します。

その後、ゆっくりメニューを見てみました。 朝ごはん、ランチに甘味、季節メニューやウナギなど見ているだけで楽しい、読み応えのあるメニューです。お子様向けメニューもあるので、家族連れでもOKですね。

固形燃料で沸かすお鍋にワクワク。なんだか豪華な気分です。

メニューを眺めているうちに季節の御膳、12月なので師走御膳が到着します。ついつい複数カット撮りたくなってしまう、このきれいな盛り付け。彩り鮮やかな食材を、まずは目で楽しみます。

じっくり一品ずつメニューの順に眺めていきます。

・付き出し：ホッキ貝のぬた和え

鮮やかな赤に酢味噌の黄色で目にも鮮やか。しゃきしゃきした歯ごたえで磯の香りが楽しめます。

・焚合せ：旬野菜の焚合せ　かぶら・人参・牛蒡・里芋・ブロッコリー

やさしくだしの味がしみこみ、根菜の土の香りに温もりを感じます。

・焼物：国産鶏もも肉炙り焼き　フライドポテト・ハジカミ　薬味　ポン酢

焼き目も香ばしい鶏肉はしっかりとした肉のうまみを感じます。ポン酢ですっきりいただけます。紅葉おろしもうれしいですね。

・主菜：寒ブリしゃぶしゃぶ　梅昆布だし仕立て　白菜・水菜・白葱・舞茸・エノキ・豆腐

とても上品なだしを固形燃料で沸かし、ブリにさっと火が通ったところで頂きました。ブリに含まれるうまみを存分に味わうことができます。塩味はあまり感じないのに、おいしく最後の具材まで楽しめました。

・揚物：南瓜豆腐の揚げ出し　べっ甲餡掛け

南瓜の優しい甘さと餡のとろみで口の中がいっぱいになりました。

・御飯：鮭ときのこの炊き込みご飯

色鮮やかで、しっかりだしの味がついています。ホッとするけど、だしの味わいが家の炊き込みご飯ではできない、いい匂いでした。

・香の物：二種盛り

この日はたくあんとキュウリでした。写真は付き出しと一緒に写っています。

・甘味：白玉

見た目もかわいいデザート。和菓子屋さんの小豆はしっかりおいしく、甘すぎないですね。

結構なボリュームですが、やさしい和のだしの味が中心のため女性でも食べきれる量だと思います。ママ友情報に外れ無しを実感しました。ごちそうさまでした。

食後の楽しみは甘味を物色

和雅屋の飲食スペースを出ると、そこは和菓子を始めとするお菓子の販売スペースです。幅広い商品ラインナップに目移りしてしまいます。

ここで足が止まってしまったら、カロリーのことは忘れて甘味も楽しむしかありません。

和の創作御膳で季節を感じ、甘味欲もしっかり満たせます。季節の御膳は毎月品ぞろえが変わるので、定期的な集まりにももってこいですね。