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こどもと歩く甲東園|地元で楽しむカフェ&さんぽスポット

西宮七園のひとつとして知られる「甲東園」は、緑が多く落ち着いた街並みが魅力の住宅街です。

駅から関西学院大学までの道のりを歩けば、季節の移ろいを感じながら、紅葉に染まる木々や静かな住宅街の風景を楽しむことができます。

休日に子どもと一緒にパンを買って公園へ立ち寄ったり、午後のひとときをカフェで過ごしたり——

そんな何気ない時間が心地よく感じられるのが、甲東園さんぽの魅力です。

今回は、地元で暮らす親子におすすめの秋にぴったりのさんぽコースをご紹介します。

甲東園駅から石畳階段へ

甲東園駅から関西学院大学方面に歩いて行くと、石畳の階段が見えてきます。

こちらは「上甲東園石畳階段」です。

おしゃれな石畳で、ここだけ世界観が少し違った感じがします。

隣の敷地のもみじの木を見ることができ、手軽に紅葉を楽しめます。

10月10日に撮影した時点では、まだ緑が多く紅葉は始まっていませんでしたが、11月頃になると、もみじが赤く色づき、美しい紅葉が楽しめる見ごろを迎えるようです。

学園花園通り

石畳階段を登りきると、上甲東園の住宅街に出てきます。

住宅街から階段を見るとこんな感じです。

こちらは高級住宅街の総称「西宮七園」にふさわしい、洗練された住宅がいくつも立ち並んでいます。

甲東園の名前の由来は、1889年までさかのぼります。

当時はこの辺りを「甲山の東部にある村」ということで「甲東村」と名乗っていたそうです。

その後、1900年に大阪殖林合資会社という会社がこの辺りに果樹園をつくり、その果樹園を「甲東園」と名付けたことが、名前の由来と言われています。

その後、大阪殖林合資会社の社長だった芝川又右衛門が甲東園に別荘を建ててお金持ちの交友の場を作ったことで、甲東園=お金持ちが住む場所、というイメージがついたようです。

そんな高級住宅街を関西学院大学に向かって歩くと、「学園花園通り」に出てきます。

こちらは右側に広陵中学校、左側には県立西宮高校があり、春は桜並木が楽しめることが有名な通りです。

そんな桜並木も、秋は紅葉並木として楽しむことができます。

こちらも10月の時点ではまだ緑が多いですが、11月頃が見ごろになりそうです。

学園花園通りをまっすぐ進むと、関西学院大学に到着です。

近くのお店紹介

関西学院大学近くのおさんぽの休憩がてらに立ち寄れるお店を紹介します。

『chocolatiére DÉLICES moi(デリスモア)』

『BOULANGERIE Quatre Mariages(ブーランジェリー キャトル マリアージュ)』

このお店で買ったチョコやパンを持って、関西学院大学の敷地内にある芝生でピクニックするのも良いですね。

『トップコーヒー』

6歳以下のお子様用ドリンクがあり、席も分煙なので子連れでも安心して利用できます。

まとめ

今回は、甲東園駅から関西学院大学までのこどもと楽しむおさんぽコースを紹介しました。

駅からだと「上り坂が多くて大変」というイメージでしたが、石畳階段や住宅街を通るとそこまで大変な道のりではないという印象に変わりました。

我が家の2歳の娘は、車の通りが多い道は抱っこをしましたが、石畳階段は自分の足でしっかり登りきり、学園花園通りも落ち葉を拾いながら歩くことができました。

電車や車で遠出も良いですが、たまには地元をのんびりおさんぽするのもおすすめです。