CULTURE

ワクワク探検隊 in 西宮 Vol.2|苦楽園マダムも御用達!?

はじめに

ぼくたちが普段生活している日本。
元号が「平成」から「令和」に変わり、変化の中をぼくたちは生きています。

移り変わりの早い時代でもすぐには変わらないもの。それは、人の生き方や、言語、文化であると思います。

そんな時代で文化や地域を知るには、
1.どんな過去を経てその地域の今があるのか?(=歴史)

2.どんな空間の中で生活してきたのか?(=スポット)

3.どんなお店がそのエリアにあるのか?(=ショップ情報)

これらを知ることは、町を知るために重要な要素だと思います。

文教住宅都市である西宮に、奇抜で遊戯的な施設は少ないように思います。そんな西宮でも、「超現実的な(=シュールな)」場所はあるだろうと思い、前述のスポット紹介では「シュールな」という形容詞をつけて紹介していきます。

さぁ、「エリアの特性を知る」こと、そして「南北に広い西宮の違いや魅力を発見すること」を目標にこの連載をスタートしましょう!

今回のエリア〜苦楽園口〜の歴史

ぼく自身、幼稚園・小学校・中学校は苦楽園で育っていました。
その当時からずっと「苦楽園」というネーミングに疑問を感じていました(笑)。

”苦しい”・”楽しい”・”園”。
この親和性ゼロの地名には疑問を持たざるを得ません!(笑)

しかし今回調べてみるとビックリ。この地名にはれっきとした由来があるのです。

元々、山林のみの地域であったが、1911年より、別荘地として先に開発が行われることになった。名前は開発に携わった大阪市の実業家・中村伊三郎所有の、苦楽瓢という瓢箪(ひょうたん)に因んでいる。明治時代に最後の太政大臣となった公卿・三条実美が、江戸時代末期、都落ちする際、この瓢箪で他の公卿と別れの杯を交わし、後日、再会を果たしたことから「苦のあとに楽がある」として名付けられたという。

「苦楽園」ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より(最終更新2020年2月29日 (土) 、閲覧日2020年3月16日)

このようにひょうたんが地名の決定に使われていたようです!
また、一時はラジウム温泉地としても栄えていたそうです。保養所が数多く設けられ、元総理大臣の大隈重信も訪れたことがあるそうです。
しかし、阪神大水害の影響を受けラジウム泉がでなくなり、以後は住宅街として開発が進んだようです。

自分の住む街の歴史を知ると、歴史上の人物とつながりがあり一層西宮が好きになります!

気分はまるで滝くん!?

2016年に流行った映画といえば何を思い浮かべるでしょうか?
「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」が挙げられるのではないでしょうか。その中でも今回話題にしたいのは「君の名は。」です。

映画をご覧になった方はわかるかと思いますが、街角の階段は重要な意味を持つ場所です。一時期は聖地巡礼という形で、階段での写真撮影が流行ったそうですね!

でも、そんな写真を取れる場所が苦楽園口にもあります!
苦楽園口駅を降りて川沿いを歩くこと5分。その階段は見えてきます。

段数も人通りも少ないので、気兼ねなく写真撮影が行なえます。

三葉も人取りもない場所での写真は恥ずかしかったですが、気分は滝くんです(笑)。

しっかりと脳内では
ぼく「あの!オレ、君の事どこかで…」
架空の三葉「私も…」
ぼく&架空の三葉「君の名前は」
を再現しています(笑)。

興味がある方はぜひ撮影してみてください!

苦楽園マダムも御用達!?

撮影後、苦楽園の散策をまだまだ続けます。
北夙川小学校の向かい、北夙川消防署のお隣に「DENQUINA TO-GO」というお店があります。

日当たりの良い落ち着いた雰囲気の店内で、苦楽園マダムもお食事をしていました。

今回、ぼくは「オムライス」を頂きました。

新鮮なお野菜もオリーブオイルと一緒にいただきます。
野菜本来の甘味を、オリーブオイルが引き立てています。

トマトソースが効いたパラパラライスに、卵とチーズの相性はバツグンです。
卵はもちろんふわとろで、チーズの濃厚さとマッチしています。
ぺろりと食べられる一品でした!

まとめ!

苦楽園口駅を降りてから感じるのは「ゆったりとしている」その一言です。
どこか急いている人が多い現在ですが、街行く人みんなが落ち着き、ゆったりとした感じが伝わってきます。

みなさんも羽を伸ばし、「君の名は。」ごっこや苦楽園散策をしてみてはいかがでしょうか?

INFORMATION

DENQUINA TO-GO

  • 〒662-0073 兵庫県西宮市松風町4-6
  • 0798-31-7810
  • 8:00 – 18:00 〔L.O. 17:00〕
  • https://denquina.com/