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商品企画に挑戦!【ステップ1】西宮の和ろうそくを学ぼう

ニシマグ×西宮名産

ニシマグ学生編集部は、商品企画に挑戦!ということで「西宮名産を学びながら新しいカタチを提案企画しよう」という取り組みを行っています。

この企画にはステップ1から4まであり今回はステップ1の和ろうそくを学ぶため、松本商店さんにお話をお伺いしました。その様子をお届けしたいと思います。

和ろうそくとは…?

松本商店さんは西宮市の今津で和ろうそくを製造・販売されています。

和ろうそくとは、植物のハゼを原料に作ったろうそくに花などの絵付けされたもので主に仏具として使用されます。その全盛は江戸時代でした。

現在では、ろうそく全体の5%ほどの需要のため、和ろうそくを製造しているお店は20店舗のみ、その中でも廃業の話もチラホラと聞こえる現状です。

そのため、和ろうそく業界を盛り上げたいと思い松本さんは様々な活動をされてきました。百貨店での実演販売や大学との産学連携など…。

しかし、仏具としての価値は認められるものの、それ以外の用途はめっぽう使われず…。

付加価値を付けて販売したい

今回は、以前大学との産学連携で生まれた新しい商品に付加価値を付けることで、販売できるアイデアの智慧を貸して欲しいとのお話がありました。

その新しい商品とは、和ろうそくで作った卵型のアロマキャンドルに見立てたものです。

テスト販売までは行ったものの販売価格が高いことがネックとなり、販売には至っていません。そして、原価がギリギリのためこれ以上販売価格を下げることはできない状況。

そのため、その価格を出してでも欲しくなる付加価値を考えて欲しいとのことです。

加えて、和ろうそく独自の新しい売り出し方も考えていく予定です。

感じたこと

今回、松本商店さんのお話を聞き、和ろうそくや現状について知ることができました。和ろうそくに関しては、全て植物から出来ているため再生利用ができるというのが印象的で、最近言われているSDGsを昔から体現していてすごいなぁと思いました。

企画に関しては、現在あるものに付加価値を付けるというものと、独自の新しい売り方を考えるという、それぞれ別の難しさがあるなと感じました。一方、自分たちのアイデアで和ろうそくの新しい使い方ができたり、知ってもらう機会になるのは楽しみです。

今後の予定

今後はそれぞれが考えた案をニシマグ学生編集部内で検討し、そこから企画案をまとめ(ステップ2)、松本商店さんに発表(ステップ3)する予定です。

和ろうそくをどのように工夫すれば知ってもらえるのか、新しい使い方をしてもらえるのか、ニシマグ学生編集部一同、一生懸命考えたいと思います!