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日野神社

阪急西宮北口駅から線路に沿った南側の道を歩いて約17分のところにあります「日野神社」は周辺に「城ノ前・城ノ東・クツヌギ・コマダテ・陣場畑」等の字名が昭和初期に至るまで残っていた瓦林城址と伝えられる由緒ある神社です。「天照大神(アマテラスオオカミ)」が祀られています。

日野神社は、かつて瓦林氏が治めていた土地の瓦林城の城内にありました。そのため、参道の傍らに城跡碑が建っています。

日野神社の歴史に関してですが、延元元年(1336)に赤松氏の武将・貴志五郎四郎義氏が瓦林城で戦った記録があり、既にこの時期には瓦林城は築城されていました。

瓦林氏は摂津から河内に勢力を揮い後に城主となり、市内の越水城、芦屋の高雄城、尼崎の富松城等を治めていましたが、織田信長に味方した元亀元年(1570)阿波讃岐の三好の軍勢と戦った後、同年9月28日に瓦林城は落城、城将・河原林三河守以下男女百十余人が討死し、その歴史を終えました。

現在も神社内には庭園があり、兵庫県の天然記念物に指定されている森が存在しています。