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ニテコ池

室町時代に作られたといわれている西宮神社の大練塀。福男選びのスタート地点となる赤門の周りに作られており、重要文化財にも指定されています。その大練塀を作る際に土を取ったといわれているのがニテコ池です。土を掘ってできた穴に雨水がたまってできたといわれています。ニテコの由来は掘った土を運ぶ掛け声の「練って来い」が変化したといわれています(諸説あります)。現在も池の名称やニテコ筋という道の名前として残っています。

池は南北に延び3つに分けれています。上の池、中の池、下の池とそれぞれ呼ばれているそうです。池の周囲は護岸され、サクラをはじめとした様々な樹木に囲まれています。高い建物も近隣にはないため見通しが良く、北側には甲山も見ることができます。

かつては越水浄水場から配水を受け、枯渇時の水源として利用されていたようです。現在も貯水池として管理されています。かわいらしい形状の配水棟などが印象的です。

映画「火垂るの墓」で兄弟が暮らした防空壕もこの池の付近にあったものがモデルとなっているそうです。

景色もよく周囲1.1kmと手軽な大きさなのでしょうか、ジョギング・ランニングを楽しむ人も多いようです。

INFORMATION

ニテコ池

  • 〒662-0031 兵庫県西宮市満池谷町11
  • TEL:
  •  
  • アクセス 阪急甲陽線苦楽園口より徒歩15分
  • 阪神バス「満池谷」(阪神西宮駅山手西回り)下車 徒歩1分