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西宮ウォーキングガイド|甲武橋~仁川~仁川百合野町地すべり資料館周辺編

新型コロナウイルス感染症によってもたらされた、緊急事態宣言。不要不急の外出は避けるよう強く自粛を促すものです。

一方で自粛によって家に閉じこもっていると、運動不足も深刻になってきます。ついには家族に「丸くなったんじゃない」などと言われる始末。アラフォーの身にはきつい言葉です。

ならば、ということで解放空間を歩いてみることにしました。安倍首相も緊急事態宣言時の会見で「今までどおり、外に出て散歩をしたり、ジョギングをすることは何ら問題ない」って言ってたし。

とにかく、理由をつけて、人の集まらないところをウォーキングすることにしました。もちろんマスクは着けています。

川沿いなら解放空間があるはず。計画の段階が一番楽しかったような気もします

さて、どこを歩こう。川沿いなら近辺に建物もなく人が密集することもない、という理由で名前は知っているけれど行ったことがない仁川周辺を歩いてみることにしました。

仁川(にがわ)は武庫川の支流で一部は西宮市と宝塚市の境界線ともなっている川です。阪急今津線に仁川駅があることは知っているけれど、阪神競馬場の最寄り駅という以上の情報は持ち合わせていませんでした。

なので、武庫川の甲武橋(地図右下)をスタート地点として、そこから北上し、仁川との分岐点を仁川側に進む。阪神競馬場に沿う仁川の河川敷を歩き、仁川駅を通過。地図上の住宅街の端(左上)くらいまで行き、あわよくば五ケ池ピクニックロードまで踏破しようという計画です。

諸事情により結果としては甲武橋~仁川~仁川百合野町地すべり資料館周辺という行程になりました。合計1時間40分(片道)、地図上では約4キロ程度を歩いてみました。各章のスタート地点が地図内の①②③④です。所要時間の目安は①~②15分、②~③30分、③~④25分、④周辺30分でした。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。時間や歩数は大体の目安にしてください。

①~②甲武橋から武庫川を北上、仁川の分岐点まで。開けた河川敷では、スポーツをする姿も。約15分

13:20、スタート地点の甲武橋。武庫川の河川敷に降りて、川沿いに北上していきます。対岸は尼崎市。

地面に咲く小さな花や菜の花を見つけたりしながら歩きます。

モー〇が来てたのかもしれない。

サッカー用のエリア。道の先に見えるのは報徳学園の桜。

こうしてみると武庫川も広いですね。前日の雨で茶色く濁り、水量も多かったです。

年季の入ったウサギとブタが佇んでいました。

植物は新緑鮮やか。見とれていると、突然大型の鳥類が現れてビックリする。サギかな。

この辺りはきちんと舗装がされており、ランニング、散歩、サイクリングに適しているようです。雨の翌日はぬかるみ注意。

13:35、スタート地点から約15分。武庫川と仁川分岐点に到着。1246歩。中州は段差がついて少し高くなっています。

②~③仁川の分岐点から遡上、仁川駅近辺まで。澄んだ水を眺める子供連れも多いです。約30分

仁川の河川敷を歩いていきます。水は透き通っていてきれいです。ところどころ流れの中に段差があり、そこそこの勾配がついていることがわかります。

仁川口橋。橋桁の下は低く、目算で150cm以下です。腰をかがめて通り抜けます。

なだらかに続く透き通った川。

道路を挟んで百間樋児童遊園。カエルが出迎えてくれます。松の木で日影ができており、うれしい休憩所です。

小さな花も、菜の花も景色に彩りを加えてくれています。

清映橋からは遠くに阪神競馬場が見えます。少し寄ってみると競馬場の建物が良く見えます。

河川敷は土手のエリアも多く、自然な感じもあります。途中に分岐があり、そちら側は弁天池に続いているようです。

14:05、仁川の分岐点から約30分。中津浜線が見えました。向かいは宝塚市です。そして川のすぐ横には仁川駅。3649歩。いい天気で汗ばんできました。

③~④仁川駅近辺よりさらに遡上、住宅街が途切れるあたりまで。静かな散歩に丁度いいです。約25分

川の横の車道は一方通行で狭く、車がそこそこ通るので河川敷を進んでいきます。仁川の河川敷は公園ではないため、トイレ、登り降り口は少ないです。犬のふんも少なくてよいのですが。

ふと気づいてしまったのですが、水は高きから低きに流れる。下流からスタートするとずっと登り。この先の困難が想定されますが、気づかなかったことにして進みます。

土手には植物が生い茂り、田舎の小川感が出てきました。河川敷の外は住宅街です。

小さ目の石畳がところどころにあります。どこかのどかに見えます。

14:15、仁川駅から約10分。名称不明の橋のところで河川敷が途切れました。とりあえず、引き返し、最後の階段から道路にでます。見回すと周りは高級住宅地感が強いです。

河川敷には人が少なくなり、簡易的な階段しか見当たらなくなります。

この先行き止まりの表示。ここまで来たら行き止まりまで行ってみます。

山がはっきりきれいに見えてきました。宝塚側は地面の傾斜に沿って家が建てられています。

14:30、仁川駅より約25分。あ、やっぱり行き止まり、知ってた。振り返ってみると、少し高台にいることがわかります。5501歩。疲れてきたのか、どうやって帰ろうか悩ましくなってきます。

直近の橋まで戻り、対岸に渡り、さらに川沿いに遡上します。

④周辺 突然の急勾配と咲き誇る花々。約30分

さて、突然ですが、ここからは上級者編です。緩やかな登りだった道は、急に角度を変えて襲い掛かってきます。そんなハードな運動をするつもりはなかったのですが。後から振り返ってみると、軽いウォーキング目的なら、ここで折り返すのが良いと思われます。

14:35、突如出てくる山と溪谷感。川の中の岩が大きくゴツゴツしたものになってきました。

少し開けたエリアにつきます。川というか沢というか。水辺に降りる階段もありました。

進む先には急な階段が・・・。ハァハァ言い過ぎて不審なおじさんに見えていたかもしれません。

14:40、地滑り資料館に到着。現在は無期限の休業中です。ベンチは利用可能なので、ゆっくりと休憩しました。

資料館の周りは、近隣の方が手入れをしている植物が多く、ちょうど色鮮やかな季節だったのでしょうか。ふらふらと歩き回ります。

・・・また登り道を発見。体は拒否していますが、登らざるを得ないという心境です。途中のツツジの赤が華やかです。これからが最盛期なので楽しみですね。

途中にはオープンスペースがありました。桜は散った後でしたが、それはそれで新しい緑を感じることができます。人々が思い思いに過ごしていました。

まだ登るのか。振り返ってみると、町が遠く見えます。

14:50、山頂的なところに到着。急な登りは約10分続きました。約7500歩。

この先は甲山森林公園に繋がってるようです。しかし、アラフォーの体力が限界を告げているため、引き返すことを決めました。勇気ある撤退といえます。膝の裏側が痛いです。

行きの階段とは別のルートで降りることもできます。

15:00、地すべり資料館の近くまで降りてきました。シバザクラが鮮やかに広がっておりとても奇麗です。

15:25、もくもくと下っていくこと約25分で仁川駅に帰りつきました。ここまで9429歩。出発地と帰着地が違う理由は…察してください。

気軽な気分でウォーキング・・・備えは大事

RPGの序盤の村人が「武器と防具は装備しないと意味がないぞ」的な助言をくれる意味が少しだけわかりました。たかがウォーキング、されどウォーキング。備えは大事です。突然難易度の高いコースを選択したくなることもあり得ますので、いくつか注意点を書いておきます。

・歩きやすい靴

・温度調整がしやすい服。暑くなってきたら一枚脱げるようにしておくと便利です。

・日焼け対策

・マスク。人とすれ違う時にしていないと、どんな目で見られるかわからないので。

・準備運動

・飲食物の事前準備 。今回のコースでは、仁川駅前後にしかお店はありませんでした。河川敷にお弁当を持ってくるのもいいかもしれません。

・トイレ。河川敷にはないので、途中で店舗などで借りるしかないです。

家に帰ってからふくらはぎがパンパンに張っていたので、コリをほぐす薬を塗ってます。湿布臭い。

次こそ、五ケ池ピクニックロードを目指したい。

つづく?

INFORMATION

仁川百合野町地区地すべり資料館他

  • 〒662-0815 兵庫県西宮市仁川百合野町10-1ほか