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西廣寺

中津浜線を新幹線を越えて北上し、仁川に近づく静かな住宅街の中で、やはり静かな佇まいで立っているのが西廣寺(さいこうじ)です。こちらは高野山真言宗の宗派で、山号は法輪山。入り口の門の上の寺額にも法輪山の文字が見えます。

併祀されている水天宮をはじめ多くの寺社仏教関連の建立物、仏像などがあり、大変見どころの多い境内です。庭も植物、床石などが敷き詰められ見ごたえがあります。門の横には観世音菩薩像、本堂の前には弘法大師の立像、不動明王、庭には多くのお地蔵様や虚空蔵菩薩、大師堂、鎮守権現堂、稲荷社と所狭しと並んでいます。本堂、本坊(寺務所)は木造の建物で中々迫力がありました。

創建は1785年といわれており、ご本尊は大日如来坐像なのだそうです。鎌倉時代の作とも伝えのある像ですが、現在では像の造りから室町時代の作と考えられている西宮市指定文化財です。

取材時、お寺の方には会えず確認できなかったのですが、本堂の前には何か焚き付けをした跡がありました。護摩行等をされているのかもしれません。

INFORMATION

西廣寺

  • 〒663-8006 兵庫県西宮市段上町3丁目2−3
  • TEL:0798-51-0590
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  • 阪急今津線甲東園駅より徒歩10分
  • 駐車場有