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岡太神社

岡太(おかた)神社は、「阪神 武庫川駅」から徒歩5分ほどの距離にある神社です。一般的な神社では狛犬がいる場所に、猪の像が鎮座しているのが非常に印象的です。

敷地内には、地主宮・白山宮・恵美須神社も祀られています。

境内にある「恵美須大神と静止(シシ)像」という札には次のような内容が書かれていました。

『その昔、西宮神社・恵美須大神は鳴尾でお祀りしていました。鳴尾・小松では、恵美須大神が高瀬や洪水などの災害を未然に静止し(防ぎ)、五穀豊穣をもたらすための猪(静止)打神事を毎年正月に岡太神社でされると伝えられていました。

この神事の妨げにならないよう、斎籠(いごもり:穢れに触れないように家にこもること)をする風習がありました。これは「静止(シシ)」を猪(しし)にかけたもので、猪は大神の使わしめと云われています。』

(はっきり書かれていないので推測ですが、猪が地面に穴を掘って巣を作り、こもって子育てをする事にもかかっているのかもしれません)

岡太神社は別名「おかしのみや」と呼ばれることもあります。その由来は諸説あり、神社を建立した人の名前から「岡司宮(岡四宮)」と呼ばれていたというものなど、様々です。

西宮の神社の由縁をよく考えさせてくれる神社ですね。初詣はいつもは最寄りの神社に行っている人も、亥年はぜひ、岡太神社も尋ねてみてはいかがでしょうか。

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岡太神社