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福應神社

阪神線久寿川駅から南、国道43号線および高架の阪神高速3号神戸線の南側、住居などが立ち並ぶ中に少し目立つ緑色の屋根が見えます。国道の反対側へまわってみると、道路に面して鳥居のある入り口が迎えてくれます。こちらが福應神社(ふくおうじんじゃ)です。

福應神社の歴史は古く、創建年代は未詳ながらも、神話の時代から伝えられ、平安時代後期にあたる1106年の記録があったり、文禄年間(江戸時代)に「福に應ずる神社」として社号がつけられるなど、相当に昔から今津にあったようです(場所は高速道路の建設に伴い移動しているようです)。現在は福の神として信仰されており、西宮神社、越木岩神社とともに三福神と並び称されています。

街並みに溶け込んでおり、静かな佇まいですが、境内は掃き清められ、現在も信仰の対象としてあがめられていることが想像されます。また、酒造会社が多く集まるエリアとも近く、やっぱり樽酒が奉納されていました。拝殿は朱塗りの柱、緑の屋根、白い壁、濃い黄色のしめ縄で重厚かつ威厳ある姿をしていました。

大きな干支の牛の絵馬の近くには、学業成就を願う小さな絵馬が並んでおり、風に吹かれてカラカラと鳴る風情は、地元に愛されている神社であることを感じさせてくれます。

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福應神社