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西宮で初詣|門戸厄神東光寺

阪急今津(北)線に乗って、西宮北口駅から1駅。

その名を冠した門戸厄神駅から徒歩で約10分の場所にあるのが、門戸厄神東光寺です。

「厄神」というだけに神社と思われている方も多いでしょうが、実はお寺なんです。

門戸厄神とは

東光寺は高野山真言宗の別格本山で、山号は松泰山。本尊は薬師如来で、あらゆる災厄を打ち払うとされる厄神明王が祀られていることから「厄神さん」として人々に親しまれています。

毎年1月18日と19日に行われる「厄除大祭」には、西宮神社の「十日えびす」同様、西宮市民のみならず各地から大勢の方が参拝されます。

駅から参道を歩く

それでは、阪急門戸厄神駅から門戸厄神東光寺まで歩いてみましょう。

比較的平坦な参道で、コロナ禍でなければ通行止めになっている道路が露店で賑わいます。

が、やくじんさん筋を過ぎると急な登り坂に。

坂を上りきると、南門に到着!

表門から境内へ

「大祭」では境内は一方通行となるため、脇の道路から表門へ向かいます。

こちらの壁面には「厄神龍王」という巨大な龍の壁画が描かれてます。

2020年1月1日に公開されたもので、手掛けたのは「ファイナルファンタジー」などで知られる内尾和正さん。

「男厄坂」と呼ばれる42段の階段を上がると、表門に辿り着きます。

門をくぐったところには、今年の干支であるトラ(寅)の絵馬が飾られていました。

更に、その脇の「女厄坂」33段の階段を上がり、中楼門へ。

ここにある赤い大提灯は、駅の広告などでも見られることで知られています。

奉納者の中には「オロナミンC」のCMで一世を風靡した、大村崑さんの名前も。

中楼門の先には、本堂にあたる「厄神堂」があります。

その右手にある「薬師堂」の裏で、御朱印をいただきました。

御朱印帳の見開きサイズのものは、先程の厄神龍王がデザインされています。

「厄神堂」の裏手には、不動滝が。

境内の中でも、意外と知られていないスポットかもしれませんね。

中楼門の左側には「不動堂」があり、 中では護摩焚きが行われ、炎の前でお経を唱えるお坊さんの姿が見られました。

こちらには「龍王おみくじ」というガチャポン形式のおみくじがあるのもユニーク。

厄神龍王壁画前には公園もあり、また境内からの景色も良いので、祭事以外の時にもふらっと出掛けてみてはいかがでしょうか。