阪神西宮|子供・若者のための新しい形の居場所「たねとしずくライブラリー」

2023年8月にこども・若者の居場所「たねとしずくライブラリー」がオープンしました。阪神西宮駅から徒歩1分の場所に「たねとしずくライブラリー」は所在します。

たねとしずくライブラリーについて

たねとしずくライブラリーについて紹介したいと思います。たねとしずくライブラリーは0歳~10代の子供・若者が来館できる私設の図書館なんです。固い表現で表すと図書館との説明になりますが、子供たちが自由に集える居場所と言った方がたねとしずくライブラリーを表す言葉としては適切かもしれません。

図書館という体裁を取られているのですが、これには明確な理由があるんです。代表の大和さんにその理由をお聞きしました。

お話をお聞きしたところ、

たねとしずくライブラリーを学校以外の居場所が欲しい子供、学校に行っていない子供が気兼ねなく来れる場所にしたい、との思いがあることが分かりました。
・図書館という体裁を取ることで「図書館に行ってくる」「ちょっと本を読みに行ってくる」との理由で、たねとしずくライブラリーに来ることができる。
・図書館とすることで子供たちがふらっと立ち寄ることができ、気兼ねなく集える場所にすることができる。
と、図書館という体裁を取られた理由をお聞きすることができました。

また、たねとしずくライブラリーでの過ごし方にはちょっとした仕掛けがあります。

図書館という立て付けなので、一人で来て一人で静かに過ごしても何ら変ではありませんよね。
複数人で談笑したければ、フリースペースがあるのでそこで過ごすこともできます。
子供たちがそれぞれの過ごし方を尊重し合い、自由に過ごせる場所、それがたねとしずくライブラリーなんですね。
この様に代表の大和さんから説明を受けました。説明を受けるにつれて「確かに!」と納得の連続でした。
図書館という体裁を取られているからこそできる過ごし方なんですね!

0歳~10代までが集うインクルーシブな空間

たねとしずくライブラリーは0歳~10代の方が利用することができます。
多世代が一度に集える空間は市内ではまだまだ少ないと現状をお聞きしました。
たねとしずくライブラリーの様に世代の垣根を越えて集うことができる場は貴重な社会資源と言えます。

また、市内では10代、特に中学生~高校生の世代が学校や家庭以外で過ごすことのできる場所が少ないという課題があるようです。
たねとしずくライブラリーではこの社会課題に対処すべく、他の世代に比べ居場所の少ない中学生~高校生の層が気兼ねなく利用できるような施設となれるよう環境整備を行っていきたいと今後の展望についてもお話をお聞きすることができました。

一冊本棚サポーター

たねとしずくライブラリーには約30㎝四方の本棚が40個程あります。
実はこの本棚、希望すれば本棚のオーナーになることができるんです。
オーナーになれば自分セレクトの本を本棚に並べることができます。
もちろん本棚に並ぶ本の差し替えもオーナーのタイミングでOK。
本棚のオーナーには月額3,000円でなることができるんですね。

3,000円からオーナーになれるというシステムですので、3,000円以上の料金を支払ってオーナーになられる方もいらっしゃいます。
契約期間は1年間。
本棚のオーナーになることがたねとしずくライブラリーの活動を応援、サポートすることに繋がるんですね。
本棚に並べる本は一冊からでOKです。
これが一冊本棚サポーターと言われる所以なんですね。

たねとしずくライブラリーの活動を応援したいとの気持ちを持たれましたら、一冊本棚サポーターになり活動を応援してみてはいかがでしょう。
本棚に並ぶ本のセンスに惹かれオーナーさんのファンになるというお子さんもいらっしゃるそうですよ。

本棚サポーターについてのお問い合わせはこちらのページから

今後の展望に期待!

図書館としての利用はもちろんのこと、居場所としての機能を持ち合わせているたねとしずくライブラリー。
地域にこの様な場所があるととても心強いですよね。

代表の大和さんからは「たねとしずくライブラリーとしての活動の幅を広げていきたい」と聞いております。

より地域にとって魅力的な場所になること間違いなしですね。
今後の展望に期待です!

INFORMATION

  • 070-3998-0380
  • 10時~15時(0歳からのインクルスペース/乳幼児の親子や子供たちの居場所) 15時~20時(子供たちの放課後の居場所/小学生は17時まで)
  • 土曜 日曜 月曜 火曜
  • 阪神西宮駅から徒歩1分
  • https://www.tanetosizuku-library.space/