甲子園|地域の拠点として活動し繋りの創出に貢献する団体「南甲子園つなぐ会」

甲子園駅から県道340号線(甲子園筋)を南に直進、徒歩15分程の場所に「南甲子園つなぐ会」さんは所在します。

「南甲子園つなぐ会」さんは西宮市の共生型地域交流拠点としての役割を担っておられます。

今回は「南甲子園つなぐ会」さんの取り組み内容や、拠点を立ち上げられた経緯について紹介したいと思います。

共生型交流拠点とは

「南甲子園つなぐ会」さんの紹介をする前に、まずは共生型地域交流拠点についての説明をしたいと思います。

共生型地域交流拠点とは地域福祉活動の展開を目的とした、常設の拠点のことを言います。誰もが分け隔てなく参加することのできる拠点なんですね。

もう少し噛み砕いて言うと世代・分野を限定しない繋がりの場、地域の支え合いの場のことを言います。

交流拠点の開設形態はあらかじめ定められている条件を満たすものであればどの様な形態でも良いそうです。

「南甲子園つなぐ会」さんは交流拠点としてつどい場「はまかぜ」という喫茶店を営業、地域に交流の機会を創出されておられます。

名前の由来

「南甲子園つなぐ会」との名前ですが、このお名前の由来についてお話をお聞きしました。

場所が分るような名前にしたい、地域の繋がりを作りたい、この様な理由から名前を付けられたそうです。

つどい場「はまかぜ」

ここからは南甲子園つなぐ会さんが運営されているつどい場「はまかぜ」について紹介したいと思います。

つどい場「はまかぜ」は「地域が繋がり住民みんなが集える誰もが気軽に行ける家庭的な居場所」とのコンセプトのもと運営されている喫茶店です。

茶色の外壁、レトロ感のある見た目が特徴です。

お店ではトーストやカレー、うどん、おにぎり等を注文することができます。

おススメのメニューを聞いたところ「カレー」と教えてもらえましたのでカレーセットを注文しました。

カレーとコーヒーのセットでした。

お客さんの中には食事を食べに来られる方はもちろんのこと、おしゃべり相手を見つけにドリンクのみを飲みに来られる方もいらっしゃるそうですよ。

1日に数回来店されるお客様もいらっしゃるとか。

私がお話を伺いに行かせてもらった日も複数人の方が来店されており、楽しそうな様子でお話をされていました。

店員さんとお客さんの距離が近く、お客さんも含めみんなでお店を作りあげている雰囲気がありました。

店員さんはみなさんボランティアです。

お客さんが店員としてお店に立たれることもあるそうですよ。

本来の目的である居場所として機能している一面を垣間見ることができました。

まちのよろず屋

「南甲子園つなぐ会」さんが取り組まれているもう一つの活動にまちのよろず屋という活動があります。

これは地域の方のちょっとした困りごとを住民同士で支え合う活動です。

ゴミ捨てや電球交換、買い物代行、その他日常の事諸々にまつわる困りごとを地域で協力して解決するという活動なんですね。

10分以内で終わる活動であれば100円で、10分以上30分以内で終わる活動であれば500円で「まちのよろず屋」に困りごとのサポートを依頼することができます。

利用までのステップとしては【相談→ヒアリング→サポーターの決定→困りごとをサポート】というステップになります。

まちのよろず屋には専属のコーディネーターが常駐していますので、相談を受けた時点で相談者に最適なサポーターを紹介することが可能となっています。

また、まちのよろず屋ではサポーターとして活動してくれるボランティアスタッフを募集されています。

地域の困りごと解決に協力したいという方がいらっしゃいましたら、是非ボランティア登録をされてみてはいかがでしょう。

おわりに

今回は「南甲子園つなぐ会」さんにが取り組まれている活動の内容について紹介しました。

お話をお聞きすることで「地域には様々な活動があるんだな」と気づきを得ることができました。

きっと皆さんの周りにも地域に根差した活動をしておられる人、団体があるはずです。

地域の一員として是非そういった活動に参加されてみてはいかがでしょう。

INFORMATION

南甲子園つなぐ会(つどい場はまかぜ)