GOURMET

今津|落ち着いた雰囲気で焼肉を嗜む店

普段ぼくはよくバイクで移動するのですが、国道43号線の今津の交差点でたまにすごく美味しそうな焼肉の匂いが漂ってきます。信号待ちしていると、どこからともなく食欲を刺激する香ばしい香りに襲われるのです。

駐車場25台あり、結構大きなお店です

この誘惑の源、それは交差点の南西角にある「炭火焼肉・神戸たんたん」。

ある猛暑の一日の終わり、ここはひとつ明日の猛暑(たぶん)と戦うパワーを補充しておこうかと、お店を訪ねてみました。

国道43号線に面した、やや大きめのお店です。無料の駐車場もあります。エントランスを入るとすぐ席に案内してくれます。

落ち着いた雰囲気の店内。座敷席と椅子席があります

テーブルの真ん中には七輪を置く台があって、真上に換気扇があります。黒地に赤の模様の入った換気扇カバーはなんとなく塗りの壺のようで、落ち着いた店内の雰囲気に良く合ってます。各テーブルはゆったりとした広さがあって、ゆったりと食事を楽しめそうです。

とりあえず飲み物を注文すると、程なく飲み物と一緒に火の入った七輪が運ばれてきます。

七輪。大阪では「かんてき」といいます

焼肉は大好きなんですが、実はホルモン系はあまり好きではありません。今回の同行者も同じで、ロースやカルビ、ソーセージといった比較的穏健派のメニューを中心に、あとシーフード枠でホタテなども頼んでみます。

たんたんロース。二人前の量です。
たんたんカルビ。これも 二人前 。
京都ぽーく特選ウインナー

お肉の質とかそういうのはあまり詳しくないので、コストパフォーマンス的なことはよくわからないのですが、量でいえばまあ平均的なところでしょう。ただとにかくお肉はやわらかいし、タレもとても美味しいです。

お肉とホタテとソーセージ。七輪の上はもうパラダイスの様相

ビール好きな人は「焼肉」というと「ビール」は必須であるとよく言いますが、ぼくはあまり飲まない(っていうか今日はクルマなので絶対に飲めない)ので実はいまいちその感覚がよくわかりません。そこにはこだわらないのですが。焼肉に不可欠なのはなんといっても「白いご飯」だと、それは絶対に譲れないポイントです。焼肉とご飯。1+1が2ではなく、5にも10にもなる黄金の組み合わせだと思うのです。この際どっちが金でどっちが黄色かとかそういう些末なことは無視します。とにかく、焼き上がったお肉をタレに浸して白いご飯に着地させる、というプロセスを経てはじめて「焼肉を食べた」ということになるのです。なので、白いご飯は必ず注文します。

白いご飯。焚き加減もばっちり
焼肉とご飯。この素晴らしい世界

そして、ここはやっぱり大人として野菜も食べておかなければ。ということで、たまねぎを注文します。さらに、焼肉と来ると欠かせないのが、焼きにんにく。明日は朝から仕事なのですがしかしそんなことにかまってはいられません(翌日しっかり怒られました)。食べないという選択肢はありません。なーに、怒られたら次はやめれば良いんですよ。またみんな忘れる頃まで。

焼肉とご飯に囲まれた幸せな時間、それは満腹感と共に終わりを迎えます。あんなに美味しかった焼肉への意欲は急速にしぼみ、ここらでちょっと甘いものを、なんて気持ちが湧いてくるのですから人間というのは不思議なものです(いや、別に普通やし)。そして、ここのお店は食後のシャーベットが充実しています。果物をカットして器にしたシャーベット。最後はパイナップルで、少しトロピカルに締めてみましたよアロハオエ〜(昭和感溢れてるなあ)。

パイナップルシャーベットとシューアイス

最近焼肉というとバイキングというか食べ放題系が増えてきて、おなかを空かせてお店と勝負!という感じになることが多いのです(ってそれはぼくだけかなあ)。若い頃はとにかく「質より量」で、それこそおなかがいっぱいになったあと喉元辺りが満杯になるまで食べられたものですが、もはやヤングではないのでそれはちょっと身体的にも精神的にも人としても控えた方がいいなあと思う今日この頃。そんな大人が落ち着いて上品に焼肉を食べるのがとても似合うお店「神戸たんたん」、ぜひ一度おでかけください。

INFORMATION

炭火焼肉神戸たんたん

  • 兵庫県西宮市津門住江町5-9
  • 0798-33-0641
  • 17:00〜23:30
  • 無休
  • 阪神本線 / 今津駅 徒歩3分(240m)