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西宮で味わう和菓子特集vol.4~ご利益があるかも?伝統銘菓の戎きんつば~

慌ただしく流れる日常の中で、ほっこり癒しを与えてくれる甘いもの。西宮には、洋菓子店も多いですが、和菓子のおいしいお店もたくさん!
おすすめの和菓子店を紹介している本特集の4店舗目は、昭和20年創業の製餡所が作るきんつばを紹介します。

お店の場所は

今回ご紹介するのは、「谷矢製餡」。最寄り駅の阪神西宮駅からは、歩いて5分ほどの位置です。西宮神社からすぐ近くの戎参道沿いにあり、ふらっと参拝ついでにも立ち寄りやすいですね。

食べたいときにいつでも買える!

お店は、名前の通り製餡所が併設されています。ひと際目を引くのが、なんときんつばをはじめ、和菓子が買える自販機!

定番の粒あんが入った粒きんつばの他にも抹茶・芋・栗と合計4種類のきんつばが購入できます。
他にもレンジで簡単に食べられるぜんざいや、おだんごまで!和菓子の自販機なんて初めて見ました!

焼き立てが買えたらラッキー!

外まであまーいあんこの香りが漂ってくるこちらのお店。販売スペースは、ガラス扉のあるカウンターのみです。

3個入りのきんつばの他、進物にも最適な箱入りや、最中が販売されています。


どれもおいしそうで、1つに決められず、粒きんつばと、芋きんつばと栗きんつばの注文をした後、お店の方に『今なら、焼き立てもご用意できますよ!』との声が。迷わず、焼き立ても一緒に頂くことにしました。
筆者が午前9時過ぎに伺うと、早くもちらほらお客さんがいたのは、焼き立て狙いだったのかもしれませんね。

さすがは製餡所だけあり、あんこの販売もされているそうです。トーストやパンケーキに合わせて食べるのも贅沢ですね。

焼き立てはたまらないおいしさ!

さっそく、焼き立てのきんつばを頂いてみることに。まだほんのり温かい薄皮のきんつばの中には、粒あんがぎっしり!一粒一粒の小豆が、しっかり立っているともいえるような、ほどよい食感が感じられます。甘さはそこまで強くないですが、2口目からじんわり伝わってくるやさしい甘さが絶妙です!

持ち帰ったきんつば

早速購入してきた、3種類のきんつばを頂いてみます。 持ち帰り用は、栗きんつばのみ2個入り350円(税込み)で、他は3個入りで400円(税込み)です。

栗の存在感が半端ない!


まずは、栗きんつばから。半分にぱかっと割ってみると、どーん!と大きな栗のこの存在感の強さ!半分以上、栗が入っているんじゃ?と思うくらい。大きくカットされた栗と細かくカットされた栗が溢れんばかりにごろごろと詰められています。

芋の甘みがたまらない!

次に芋きんつばを頂きます。よく見ると、さつま芋の皮が混じっていて、本物のさつま芋を丁寧に潰して作られていることが伝わってきます。とはいえ、芋の繊維が感じられるほど粗めな部分もあり、芋好きをとりこにしそうな一品。決して余分な甘さは感じないものの、3種の中では一番甘みを感じました。

定番の粒きんつば

購入した日に焼き立てで食べた粒きんつばを、自宅で食べるようにも購入してみました。どちらもおいしいのは変わりませんが、焼き立てで感じたほどの小豆のふっくら感は控え目な気が…。
そこで、オーブントースターで低温で2分ほど温めてみると、焼き立てのおいしさが復活!焼き立ての薄皮がほどよくパリッとし、あんこの甘みが引き立ちます。自宅で食べるなら、オーブントースターで少し温めることをおすすめします。

2月のとおかしは戎金鍔!

西宮の伝統銘菓の戎金鍔。その名前からも、ご利益にあやかれるかも?!
何かと人に会うことが多くなる年末年始の手土産にしても喜ばれること間違いなさそうです。
また、2月には西宮神社で毎月十日に和菓子が参拝者に配られる「とおかし」でも、戎金鍔を味わうことができます。
製餡所ならではの技法で作られたきんつばで、ほっこりタイムを味わってみてはいかがでしょうか?

INFORMATION

谷矢製餡

  • 西宮市本町8-1
  • 0798-22-4328
  • 8:00~17:00(土曜・祝日は8:00~12:00)
  • 日曜日(年末年始は12月30日~1月4日まで休業)
  • 阪神西宮駅から徒歩約5分
  • http://www.tani-ya.co.jp/