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甲子園|昼も夜も食べたい!職人が繰り出すさっぱり系豚骨醤油ラーメン

甲子園球場のお隣にある商店街、新甲子園商店街の一角に、こだわりのラーメン屋があります。ラーメンのスープは豚骨醤油のみ。豚骨醤油一筋の頑固一徹なラーメン屋、それが日の出商店です。

豚骨醤油スープに代表されるように、醤油ダレ使いに長けた店主によって生み出されるチャーシューや煮卵も絶品。

さらにサイドメニューのチャーハンと餃子も外せないほどのクオリティです。

日の出商店へのアクセス

日の出商店は、新甲子園商店街のメインストリート沿いに店を構えています。

交通アクセスは、阪神甲子園・久寿川どちらからも徒歩7分ほど。交通至便の良さも魅力です。

店内はカウンターのみ9席で、明るいブラウンカラーが暖かな雰囲気を醸し出しています。

豚骨醤油に特化したメニュー

日の出商店のラーメンは、豚骨醤油スープのみで、トッピング違いで2種類用意されています。

5の8ラーメンは、トッピングがチャーシュー1枚に煮卵半分で、税込650円。日の出ラーメンは、チャーシュー3枚で、税込700円です。

チャーシュー、煮卵どちらも頂きたかったので、お店の名を冠した日の出ラーメンに、煮玉子をトッピングしていただきました。

そしてさらに、チャーハンと餃子もつけて、フルコースでの注文です。

これは絶対外せない!絶品チャーハン

最初に提供されたのがチャーハンです。
チャーハンは、ご飯がサラサラでパラパラなのに、ほんわりしています。

強火で短時間で水分を飛ばしながらさらっと仕上げているので、適度な水分量は残しつつもサラサラに仕上がっていました。

味付けは、若干塩分控えめです。しかし絶妙な醤油使いで、薄味なのにしっかり旨味がある、絶妙なバランスが構成されています。

ハフハフしながらもあっという間にかきこんでしまうほど、とてもチャーハンの模範とも言えるほど整然としたチャーハンです。

豚骨なのにサラリの醤油ラーメン

チャーハンを半分くらい頂いた頃、ラーメンの着丼です。

トッピングのチャーシュー3枚は。もうすでに解けてしまいそうな様子。とろとろに柔らかく煮込まれているのが目視でも確認できます。

箸で触れると、簡単にほろほろとろける柔らかさです。そして主張しすぎず、だからと言って控え目でもない。出過ぎず引きすぎない過言でラーメン全体の調整役を果たしています。

煮卵は、中の黄身は溶け出しそうなほどにトローリと火が通っており、黄金色の輝きを放ちます。白身は十分に漬けダレを吸収していることが、いただき前から断面を見るだけで分かってしまうほどです。

豚骨醤油スープは、一口目は豚骨のじゅわっとした重さが感じられるものの、スッと消えていき、まるでマジックのよう。後に重く油分の残る感じがない、さっぱり系豚骨醤油スープです。

スープ、チャーシュー、煮玉子。どれをとっても、醤油ダレの使い方に卓越した技が回見えます。

麺は中太のストレート麺です。透き通るような白い麺は、ツルツルした喉越しともっちりな歯応えが際立ちます。柔らかめに茹でられており、優しい味わいのスープとベストマッチです。

もっちりジューシーな餃子

ラーメンを頂き始めてしばらくすると、餃子が到着しました。

餃子は皮がしっかり厚めでもっちりしたタイプです。だからこれだけしっかり焦げ目をつけて焼いても敗れてしまうことなく、しっかり餡も肉汁も逃さず包み込めるのでしょう。

具材がぎっしり詰まっており、肉と野菜の舌触りが心地よく、噛むとジュワーッと肉汁がお口の中に広がります。シンプルながら細部まで計算し尽くされた、職人技が光ります。

おわりに

この日はディナータイムが始まる18時ちょうどに伺ったのですが、すでに開店待ちのお客様が居られ、開店と同時に入店しました。

強烈な個性を放つタイプのラーメンではないけれど、クセがないから何度でも食べたくなる。そんな優しいラーメンを提供されているお店です。日の出食堂のラーメンなら、昼夜問わず罪悪感なしで楽しめそうです。

INFORMATION

日の出商店

  • 兵庫県西宮市甲子園網引町5-8
  • 0798-81-3789
  • 11:00~14:00
  • 18:00~22:00
  • 月曜日(祝日の場合は翌火曜日代休)
  • 阪神電車甲子園駅もしくは久寿川より徒歩7分程度・