GOURMET
2023.03.18 2023/03/17
akiya
今津|こんなところにお寿司屋さんが!地元を愛する寿司職人のお店
今津をなにげなく歩いているとお店を発見。
「あれ!?こんなところにお寿司屋さんなんてあったっけ??」
かなり高級そうな佇まい。皆さん知っていましたか?入るのを一瞬ためらいましたが、わたしはお寿司が大好き。これは行くしかない!と決心し、飛び込んできました。
ホテルでも板前さんをされていた実力派職人が握るお寿司
今津駅を降りて北上し、鳴尾御影線まで進むとドラッグストアのウェルシアがあります。そのウェルシアのすぐ横に今回のお店「江戸前すし 牧野」があります。
ずっと西宮に住んでいましたし、この道も何度も通ってきましたが気がつかなかったお店。実はかなり前からされているらしく、今津で回らないお寿司といえばここでしょ!という地元民に愛されているお店のようです。
店内に入ると目に飛び込んでくるのがどーんと大きく立派な生け簀。これは魚の新鮮さにも期待が上がります。
かなりきれいで広々としたカウンター席。黄金色の卓が高級感を演出。普段はもっぱら回転寿司が多いので、内心ドキドキ!この時は見られなかったのですが、奥には団体用の個室もあるようです。
カウンターの前には寿司ネタがずらっと並んでいました。これを目の前でさばいてもらえる臨場感がたまりませんね。
リーズナブルから高価なものまで幅広いメニュー
メニューにはしっかりと金額が書かれており、安心したのか胸のドキドキはかなり落ち着いてきました。とは言っても、お手頃なものから、なかなか手が出せなさそうな高級品まで幅広いネタの種類ですね。
細巻きもありました。
生ビールに地酒、ワインに焼酎とお酒のメニューがかなり豊富。
わたしはこの日は飲みませんでしたが、新鮮な海鮮で飲むのは最高でしょうね。
カウンターの奥には一品ものも書かれていました。時価なのかお値段は書いておらず、仕入れによっても変わるのかもしれませんね。
ネタの美しさに脱帽!見るのも楽しめるお寿司
まずはマグロと、しまあじからいただきます。
マグロは脂がのっているというよりは、ぎゅっと赤身がつまっている感じ。しっかりした噛み応えがあります。
しまあじは見た目がまず美しく、光り輝いていました。食べるのがもったいないなぁと思いつついただくと、ぷりっぷりの歯ごたえ。思わず笑みがこぼれます。
お次はイカ
イカに塩をかけてくれているのがさすが!なんですよね。噛むたびにイカの旨味が口の中に広がる。しっとりとした食感、ちょうどよい塩味。身近なネタだからこそ、回転寿司では味わうことのできない旨さを感じることができます。
続いて金目鯛
きれいな色!この金目鯛に金色の卓がよく似合うんですよ。なんかお殿様感さえ感じられる高級感。こちらは表面を炙り、塩をまぶしてくれています。
炙りのよい香り。口に入れるとこうばしい風味が広がります。
身は引き締まっていて、しっかりした肉厚を感じるコリコリした食感。
炙りと塩がめちゃくちゃ合う。いつまでも口に入れて味わっていたい、そんな一品でした。
こちらは他のネタよりも値が張りましたが、やはりそれだけの価値があるなと感じる美味しさでした。
寿司以外が気になる方もいますよね。最後はお造りをいただきました。
おすすめを聞いたら、いくつか教えてくれました。選んだのは普段あまり口にすることのない「さより」。こちらもお寿司同様に美しい。透き通るような透明感です。ちなみにこちらはこの時のお値段で1200円でした。
コリコリした食感かなと思いきや、しっとり感のほうが感じられる身。肉厚で張りのある食感と、噛むたびに溢れ出す魚の旨味が新鮮さを感じさせます。
わさび醤油でももちろん美味しいんだけど、そのまま食べて魚の旨味を味わってみてほしい。そう思わせるお寿司やお造りでした。
旨いを生み出す職人の技
今回は阪急今津駅から北に徒歩3分のところにある「江戸前すし 牧野」を紹介しました。ホテルでも板前さんをされていた大将が生まれ育った街、今津でやっているお寿司屋さん。
長年握り続けてきたその腕は、ミシュランから取材連絡が来たほどらしいですが、有名になりたいわけじゃないと断られていました。
コロナ禍でも給付金をもらわず、地元今津の人たちに美味いお寿司を振舞っていたそうです。そんな江戸っ子魂のある大将がやってるお寿司屋さんにぜひ行ってみてください。
※本記事は取材時の情報です。変更等ある場合がございます。ご了承ください。
INFORMATION
鮨 牧野
- 西宮市津門綾羽町1ー26
- 0798 26 7274
- 17:00~22:30
- 水曜
- 阪急今津から徒歩3分