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阪神甲子園|バス会社だからこそのラインナップが並ぶ「まるで道の駅」な八百屋さん!

阪神甲子園駅から北にある住宅街に、ちょっと面白い八百屋さんがあるのをご存知でしょうか?

その名も「バスの八百屋」さん。

バスの八百屋さんは「今日の食卓に兵庫の野菜を」がコンセプト。バスの運行で人々をつなぐだけでなく「交通網」の強みを活かして地産地消や地域活性化に取り組む八百屋さんです。

兵庫県は日本海から瀬戸内海まで南北に広く、気候に応じた特産品があります。神姫バスのルートを通じてそんな特産物が西宮市内に一気に集まるだなんて、すごいと思いませんか?

様々な味が楽しめることが想像できてワクワク。早速取材してきましたので、ご紹介いたします!

「バスの八百屋さん」は阪神甲子園から徒歩約8分のところにある

今回ご紹介する八百屋さんは、普通の八百屋さんではありません。

観光バスでお馴染みの「神姫バス」が運営する八百屋さんです。

わたしが訪れた阪神甲子園店は、阪神甲子園駅から北に徒歩で約8分ほどの場所にあります。

阪神甲子園駅を出たら、旧国道をひたすら北上。阪神のマークが目印のローソンを越え、さらに北上。洋菓子で有名なカーベ・カイザーさんの手前にあります。

紺色の看板が目印です。店名が、そのものズバリ「バスの八百屋さん」とわかりやすいので、看板を目印にするとすぐに見つけられますよ。

お店の前にも、たくさんの新鮮そうなお野菜が並んでいました。

  • 摂津
  • 丹波
  • 但馬
  • 淡路
  • 播磨

以上のような神姫バスの運行エリアのお野菜がずらり。西宮という地元にいながら、少し離れた道の駅に来たような感覚になります。

軒先のお野菜を眺めているとお客さまがお帰りになり、またお一人入店され…と、地元のお客様に愛されている様子が伝わります。早速わたしも気になる店内へ入ってみました。

バスが繋いでくれる「地域の味」が並ぶ

バスの八百屋さんに入ると、まず目に入るのが「生産者さんのお顔」がずらりと並んだ掲示物。どこの農園で作られたお野菜や農産物が並んでいるかがわかります。一気に親近感や信頼感がわきますよね。

契約している農家さんから直接受け取った野菜が、当日中・遅くても翌日には並ぶそう。新鮮で美味しいお野菜が、直接仕入れているから少しお安く買える。嬉しいことづくしですね。

お店の方に伺ったところ、現在は仕入れているお野菜の全てをバスで運んでいるわけではないそうですが、一部路線では、今も観光バスの下の方にあるトランクケースを預けるところにお野菜を入れて運ぶこともあるそうです。

バス会社ならではの発想ですし、はじめに思いついた人、天才すぎませんか。

店内を色々とみて回った結果、今回は兵庫県産のフレッシュなブルーベリーと、出石そばを購入しました。

出石そばは学生の頃に食べて以来。美味しかったなぁ…という淡い記憶があるのですが、近そうで遠く感じてしまい、その後行く機会がないまま今に至っていました。思いがけず出会えて嬉しい。

わたしが購入した時の価格は1つ500円。

パッケージが可愛いので、ちょっとしたお土産・手土産にも良さそうです。

8月購入時で賞味期限が11月までと、ゆとりもあります。

開封すると、半生の出石そばとストレートの梅雨、作り方が書かれた紙が同封されていました。そうそう、出石そばはこの色の濃さが特徴だったよなぁと懐かしくなります。長野のお蕎麦にルーツがあるようですね。

お蕎麦はたっぷりのお湯で茹でることが美味しさの秘訣だそう。出石そばは本来小皿5皿に分けて盛るスタイルが定番ですが、自分用だったので一つのお皿に盛り付けていただきました。

喉越しがよく、残暑の季節に食べやすいお味で美味しかったです!

ブルーベリーの方もヨーグルトとともに美味しくいただきました。収穫したての旬のフルーツをお手頃価格でいただけるなんて幸せすぎます。

秋はお米が並ぶようで、例年大人気なようですよ。

バスの八百屋さんは、阪神甲子園店以外にも2店舗あり

まるで道の駅が出張しに来てくれたような存在である「バスの八百屋」さん。

とれたての新鮮なお野菜や、その土地ならではの食材に出会うことができておすすめです。

今回ご紹介したバスの八百屋さんは、阪神甲子園店以外にも2店舗あります。

  • 甲子園口店:JR甲子園口駅
  • 武庫元町店:阪急武庫之荘(尼崎市内)

このほか、兵庫県内のマックスバリュの店内にも「バスの八百屋コーナー」があるようですので、皆さんのお家の近くでも手に取りやすいかもしれませんね。

お近くを通られた際は、ぜひ一度覗いてみてくださいね。定番のお野菜のほか、その季節ならではの旬な味に出会えますよ。

INFORMATION

バスの八百屋 阪神甲子園店