

GOURMET
2025.02.21 2025/02/06
奥 大輔
夙川|夜から営業している喫茶店!アンティークに囲まれたロマンティックな空間でいただくコーヒー!
阪急夙川駅の近くに「羅甸區(らてんく)」という喫茶店があります。
元々は神戸にあったお店ですが、阪神・淡路大震災後に夙川へ移転し、それ以降、地元の方々を中心に長年愛されているお店です。
以前はお昼から夜遅くまで営業していたのですが、現在の営業時間は18時~21時半となっており、喫茶店としては珍しく夜にやっているお店となっています。
このお店の最大の特徴は何といってもその内装。
さまざまなアンティークに囲まれ、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気の中でコーヒーを楽しむことができます。
ということで今回は夙川の喫茶店「珈琲屋 羅甸區」をご紹介したいと思います。
阪急夙川駅の南側、ビルの2階
阪急夙川駅を南に出て少し西に行った山手幹線沿いのビルの2階にお店があります。

ビルの前にもこのような看板が出ています。
営業時間が短いお店ですが、この看板が出ている時は営業しています。

こちらがビルの入り口。
この階段から2階に上がります。
ちなみに1階には以前もニシマグでご紹介している「ヒトヒト食堂」、3階には「おいっ!店長」があります。

階段の途中にもこのような看板が。

こちらがお店の入り口です。
まるでタイムスリップしたかのようなロマンティックな店内
お店に入るとそこはまさに異世界といった雰囲気。


テーブルや椅子はもちろん照明や置物、家具、壁の装飾に至るまで内装はアンティーク調で統一されていてとてもロマンティックです。
まるでヨーロッパにタイムスリップしたかのようですね。

時計がとても多いのも特徴。
本当は一つひとつご紹介したいところなのですが、数がとても多いのでお店でゆっくり見てみて下さい。
ちなみに「羅甸區」というのはパリのカルチェラタンの古い日本語訳だそうです。
珈琲屋 羅甸區のメニュー

こちらがメニュー表。
コーヒーと紅茶を中心とした飲み物と軽食が並んでいます。
少し意外ですが、ウイスキーやブランデーもありますね。
アンティークに囲まれながらブレンド珈琲を
お店は年配の女性の店主が1人できりもりしています。
席数はけっこう多いのですがそれぞれの席のお客さん一人ひとりにとても丁寧に対応されていました。

席に着くとまずお冷が運ばれてきますが、食器類がまた素敵ですね。

こちらの亀の形の器には金平糖が入っています。
夜なのでウイスキーやブランデーも良いのですが、喫茶店ということでやはりコーヒーが飲みたくなったのでブレンド珈琲を注文。
注文が入ってから丁寧にコーヒーを淹れてくれますが、お店に立ち込めるコーヒーの香りがまたたまりません。

コーヒーを注文すると、まずこちらのろうそくの入った器が運ばれてきます。

こちらがブレンド珈琲。
やはり素敵なカップです。

コーヒーのおかわりもポットごと運ばれてきて、先程のろうそくの上に。
カップ約3杯分はあって、かなりたっぷり飲むことが出来ました。
コーヒーはそんなに苦くなく、スッキリと飲みやすい感じ。
でも香りはとても芳醇でコーヒーの良いところが十分に引き出されています。
もちろんお店の雰囲気も相まってとても美味しいコーヒーでした。

コーヒーをゆっくり楽しんでいると、このようなお菓子の盛り合わせを持ってきてくれました。
先ほどの金平糖に加え、カンパンやビスケット、マシュマロなど、懐かしいお菓子の数々がコーヒーの風味をさらに引き立ててくれます。

ブレンド珈琲を1杯注文しただけなのに、テーブルの上はこんなに華やかに。
なんだかとても贅沢な時間を過ごせた気がします(700円なんですけどね)。

コーヒーを飲み終わると、なんとお茶とお茶請けまでいただきました。
食後にお茶を出してくれるお店はたくさんありますが、コーヒーの後にお茶を出してくれるお店ははじめてかもしれません。
お会計を済ませて帰ろうとするとお土産までいただきました。

お店の名前が記された金平糖です。
ちょっとしたことですが色んな部分に気遣いが感じられて本当に素敵なお店でした!
短い営業時間ですがぜひ一度
以前はお昼から夜遅くまで営業していたのが、今は夜のみ3時間半ほどの短い営業時間になっています。
でもこの唯一無二のお店の雰囲気は多くの方に味わって欲しいと思いますので、夙川に来る機会があったらぜひ一度立ち寄ってみて下さい。
INFORMATION
珈琲屋 羅甸區
- 西宮市羽衣町7-28
- 0798-33-2012
- 18:00〜21:30
- 日曜日
- 阪急夙川駅より徒歩2分