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能登町|食感も形も違う3種のつくねを齧る

西宮北口方面から今津西線を北上して171号線と交差するのが能登町の交差点です。阪急バス能登町のバス停の目の前にあるのが「つくねや能登店」、つくねやは西宮に3件あるようなのですが、前から車で通りがかる度に気になっていたこちらのお店に伺ってきました。

住宅地の静かなロケーションで

店内に入るとまずアルコールでの消毒に協力いただけるようお願いされました。このご時勢ですので、衛生にも気を配られており安心して食べられそうです。

スッキリキレイに整えられた店内に入り、カウンターに腰掛けます。目の前は調理場。頭の上には黒板のメニュー。とりあえず生ビールを。

メニューを眺める前にサッと出てきた生ビールはキリン一番搾り。ジョッキはカキンカキンに冷やされ、霜が付くほど。暑くなってきた時期にはたまらないやつです。

のどを潤し、メニューとのにらみ合いが始まります。焼鳥屋さんなので串を頼もう、店名にもなっているつくねも食べなくちゃ、冷菜も何か摘まみたいな。脳内が食べ物のことで満たされているこの時間が幸せなのかもしれません。

お通しと漬物盛合せが好みだった時の嬉しさよ

最初に出てきたのはお替り可のキャベツ。ゴマダレ付き。そして、お通しはモッツァレラトマト風の見た目のトマトと鶏むね肉のバジルソース。トマトとバジルの相性でビールが進みます。

店内に流れるBGMはジャズでしょうか、トランペットの音を聞きながら、ビールを流し込んで、すぐにお替りをもらいました。再び霜のついたジョッキが出てきてくれるのがうれしいところ。

そして、出てきた漬物盛合せは沢庵、キュウリ、梅干し、高菜、シバ漬けの豪華五種盛り。色も鮮やかで、味もバラエティーに富んだ漬物達。口の中をいろんな味わいで満たしては、ビールでニュートラルな状態に戻す作業に忙しくなります。

つくね3種の食感を比べながら

さて、串の盛り合わせ10種が出てきました。単品では選びきれない、そして盛合せのリーズナブル感。迷ったら盛合せでしょう。一人飲みには豪華すぎる布陣です。

左手前から半分はタレ、半分は塩です。

うずら豚巻:豚の油にウズラの卵のムニッとした食感

鳥ねぎみ:こちらの葱は玉ねぎが串の最後の部分に刺さっています。しっかり、シットリした歯ごたえ

トントロ:カリッと重たくないくらいまで焼いてあり食べやすいです。

ねっく:程よい歯ごたえとジューシーさ。いわゆるせせりです。

ひっぷ:脂っこいところをカリッと焼いてあります。ぼんじりともいいますね。

オクラ豚巻:夏野菜を巻いて、さっぱり目の串です。

ささみ(梅):淡泊なささみに梅肉のソースで口の中がキュッとなります。

ずり:カリッゴリッとした食感で、臭みは全くありません。砂肝。

つくね棒:第一つくね発見。他に種に比べ、しっとりして歯ごたえもある方です。

鶏だんご:フワッフワの優しい食べ応えですが、鳥の味が口内に広がります。

10種盛りの中にすでに二つのつくねが登場しています。単品ではチーズやタルタル、月見もあり気になって仕方がありません。

しかし、ここはなんといってもつくねや特製つくね(スープ付き)です。まん丸で表面はカリカリ、中はトロトロ。アツアツの鳥スープに付けていただきます。

粉のつなぎで丸くなっているのですが、鶏肉の味もしっかり感じるくらいに肉が入っており、そこにアクセントの紅ショウガ。この独特のつくねは、つくねや各店舗の名物となっています。

まさか、つくね第三形態まで楽しめるとは。

気が付くとビールはチューハイ、そして焼酎の炭酸割に変わっていました。焼き鳥って、どのお酒も合うのが不思議です。

このあと、よそのお客さんが頼んでいたひざ軟骨カレー(串)があまりにも気になって注文してしまいました。カレースパイスとゴリゴリの歯ごたえをもつ軟骨がこんなに合うなんて・・・残念なことに電池切れで写真は撮れませんでした。

ごちそうさまでした。

テイクアウトも盛合せがお得です。

テイクアウトにも力を入れておられ、前日予約で特別なオードブルも注文可能です。私は通常メニューの10種盛合せを持ち帰り用に焼いてもらいました。

家で食べるやきとりはまた一味違うのはなぜでしょうか。

INFORMATION

つくねや 能登店

  • 〒662-0838 兵庫県西宮市能登町4-2 050-3313-8202
  • 050-3313-8202
  • 17:00~25:00(L.O.24:00)
  • 不定休
  • 阪急西宮北口より徒歩11分
  • https://thukuneya-noto.gorp.jp/