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阪神西宮|ここは漁港!?魚介出汁の芳醇な香り&罪悪感と無縁なラーメンをご堪能あれ!

ラーメン専門誌でも堂々第1にランクインした実績もある西宮ラーメンの名店、​​贔だしやに行ってきました。

贔だしやは、山手幹線と国道171号線が交差するラーメン激戦区の中でしのぎを削る強豪の一つです。
お隣はこれまた西宮ラーメンの名店と名高い”たんろん”ですが、贔だしやは特筆した個性を武器に、独自路線を爆走しています。

食券を購入して仕上げ油をチョイス

白いのれんをくぐり入店。
贔だしやは食券タイプのお店なので、まずは入り口で食券を購入します。

今回はお店の看板商品でもある、貝だし塩そばに厚切りチャーシューと煮卵をトッピングしたメニューを注文しました。

食券を渡す時に、仕上げ油を選べます。

油の種類は、魚介油、鶏油(ちーゆ)、背脂、の3種類です。

今回注文した塩そばには、魚介油だけでなく鶏油も合うとそうです。
でもここは冒険せずベーシックに、ラーメンの魚介出汁に合わせて魚介油でお願いしました。

ラーメンの他にまぜそばもある

魚介の出汁が効いたラーメンは、出汁の味を活かせるように塩と醤油の2タイプで展開しています。

ラーメンの他にまぜそばもあり、とても気になりました。
次はまぜそばに挑戦しようかな。

サイドメニューでそぼろ肉飯や、卵かけご飯もありますよ。
厚切りチャーシューがとても美味しそうなので、きっとそぼろも美味しいだろうなー。

白がメインカラーで、和食割烹の雰囲気

白いカウンターが7席で、間接照明でトーンを落とし気味にした店内は、大人の雰囲気が漂います。

この日は男性のお客様のみでしたが、女性のお友達を誘ってきたくなるような、洗練された内装が光ります。

クリアなスープと麺が光る銘品

注文したラーメンが目の前に置かれる前からすでに、ふわーっと魚介の出汁が薫っていました。

真っ白な器に注がれた透明感溢れるスープには、大きなハマグリがトッピングされています。
こんなラーメン、見たことがありません。

白くラインの美しいどんぶりをキャンパスにした、まるで絵画のような一皿で、これがラーメン!?と驚くばかりです。

そしてスープの透き通り加減が半端ない。
美しいの一言です。

艶やかな麺と極上のトッピングのマリアージュ
細切りのストレート麺も、うっすら透明感がありました。
コシが強めで食感も楽しい麺です。

スープがサラッとしているので、麺のつるーりもちもち感がより一層引き立ちます。

トッピングは、厚切りのチャーシューに煮玉子、そして三つ葉。

厚切りチャーシューは、箸の先がスッと入る柔らかさに煮込まれています。
そして黄金色の黄身がとろーり輝く煮玉子の味付け、味の沁み具合は秀逸です。

シンプルながら、一つ一つの素材へのこだわりが感じられます。

おわりに

ラーメンというと、油がこってりしていて、その油の旨味も楽しみの一つ、という印象がありました。

しかし贔だしやのラーメンに出会って、油の旨味に頼らずとも、出汁の底力でここまでラーメンは美味しくなるのだ、ということを教わった気がします。

健康を気遣う人や、さっぱり系が好きな人にぴったりのラーメンがここにありました。

ラーメン激戦区にありながら、圧倒的な個性と秀逸な一皿で他の追随を許さない贔だしや。

これは新時代のラーメン界を牽引していくでしょう。

ご馳走様でした!

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