門戸厄神｜駅近で味わえる本格的な手打ちそば

おそば屋さんと聞くと、何故かわかりませんが他の麺類のお店よりも敷居が高いイメージがあります。
でも、ご安心ください。本格的な手打ちそばが気軽に味わえるお店が西宮にもあります。

今回は「本手打そば夢打庵」さんをご紹介します。

阪急門戸厄神駅から徒歩 2分と好アクセス

お店は阪急門戸厄神駅の西改札口から南へ徒歩 2分、ほぼほぼ駅の目の前にあります。

お店は 2Fですが、階段の横に看板が出ていますので迷う事はないと思います。

この日は平日のお昼過ぎでしたので、すぐに案内していただけました。
見晴らしがよく、広いお店で 4人掛けのテーブルが 6つほど置いてあります。

さらに手打ちしているところが、店内から見えるようになっています。
偶然にも筆者の席の真横がそのスペースでした。今回はそば打ちは見られませんでしたが、タイミングによっては見られるかも？

お品書きです。冷たいそば、温かいそば、いろいろあります。それぞれ説明があるのも嬉しいところ。冷たいそばでは鴨ざるそば、天ざるそば。温かいそばでは鴨南ばん、天ぷらそばがお店のオススメのようです。

また、ラーメンやうどんとは違い、手打ちそばの場合は大盛に変更すると、どこのお店でも想像以上にお値段が高くなってしまうのでご注意下さい。

他にも鍋焼うどん、うどん雑炊、みそ煮込うどんの煮込み系や、ご飯もの、一品料理やアルコール、ちゃんこうどんまであります。鍋焼うどん、かやく御飯、カモネギ炒めがお店のオススメ。

筆者はお酒がダメですが、飲める方は板わさで一杯やって、〆におそばという夢のフルコースも楽しめます。

名物の鴨ざるそばを注文

今回は名物の鴨ざるそばを注文しました。それと個人的に好きなので昆布のおにぎりをひとつ。

まずは鴨ざるそば。つゆから香る、香ばしい鴨の匂いが胃袋を締め付けます。まずは、何もつけずにおそばだけいただきます。

手打ちならではのしっかりとした歯ごたえのある二八そばです。お塩があれば、サッと振りかけるだけで美味しいと思います。しかし、この子は鴨ざるそば。本領発揮はこれからです。

つゆにはサッと炒められた鴨肉とネギが入っており、その香ばしく鋭利な匂いが胃袋を突き刺します。この香りだけでご飯が食べられそうなほど。この濃厚なつゆが手打ちのそばとよく合います。

鴨のお肉は想像以上に弾力があり、噛むほどに肉汁が溢れます。また鴨特有の濃厚な脂がつゆに溶け出し、その豊潤な甘辛さが、噛み応えのあるしっかりした手打ちそばとよく合います。脂っぽいかとお思いでしょうが、そこは鴨とは長い仲のネギがしっかりとカバーしてくれています。いや、これは美味しい。

大盛にしておけばよかった！とも思いますが、そばはお腹いっぱい食べるより、このくらいで抑えておくのが粋というものです。…多分。

そして昆布おにぎり。お皿がかわいいので、もうこの時点で映えます。しそ昆布のおにぎりでしたが、ふわっと握られていて、とても美味しかったです。

そして頃合いを見て、お店の方がそば湯を出してくださいます。

そば湯はその名の通り、そばを茹でた後の茹で汁ですが、そば粉に含まれる栄養素が多く含まれています。消化を助ける成分も入っていますので、つゆを割って美味しくいただきましょう。

筆者の胃袋力は回転寿司10皿分ですが、今回注文した「鴨ざるそば」と「おにぎり(昆布)」を食べると、ちょうどいい具合でした。ごちそうさまでした。