甲東園｜やさしさ溢れるひんやり和の涼菓

武庫川甲武橋近くの甘味茶屋

阪急甲東園駅東口から武庫川方面1.1km 徒歩14分　国道171号線沿い甲武橋手前にあって、抜群に美味しいおはぎがお目当てのファンがひっきりなしに訪れるのがサザエ本店。北海道十勝産小豆100%の自家製あんこ使用のおはぎはもちろん素材にこだわった創作和食も見逃せないのですが今回ご紹介するのは夏季限定の「夏のスイーツ」です。

おみやげを買うならお車での来店が便利

西宮を南北に走っている中津浜線と国道171号線の大きな交差点から武庫川方面に車で走ると「おはぎ　サザエ本店」の看板が見えてきます。止めやすい専用駐車場はうれしい無料の17台。

いつ来ても落ち着く小豆色のサザエ本店

お店のルーツは北海道函館の朝市の食堂から始まります。「サザエ」の名前はぱっと思い浮かぶ海のさざえそのものではなく漫画の「サザエさん」から来たもので「サザエさん」のようにアットホームなお店にしたいという想いからつけられたそうです。

春分の日・秋分の日だけではありません。夏のスイーツも負けてはいません。

毎年人気のある夏季限定のかき氷、冷やしぜんざいにわらび餅。涼を呼ぶ店頭の看板に思わずうれしくなります。

広い店内は入ってすぐの和菓子のコーナーと奥の喫茶のスペースに分かれています。

あまりにも「おはぎのサザエ」の印象が大きいのですが、実は団子や水羊羹、アップルパイやプリンもあって迷います。

売り場の奥は甘味茶寮「和雅家」

窓際のおひとり様用カウンターは、4席。四人席が６つ。六人掛けが２つと数えだしましたが、ゆったりと席が配置されていて、本来6人座れるテーブルにも四席置かれており、すくなくとも40人はゆっくり座れます。

甲東園｜和菓子屋さんで季節を感じる和の創作御膳ランチ

和食も美味しい「和雅家」の夏の一押しは「宇治金時」

夏のスイーツメニューを見て、お店の方に「おすすめは」と聞いてやっぱり宇治金時だったのでボリュームがありそうでしたが、食べ始めるとサクサクのかき氷が口の中でふんわり溶けて軽く、あんこもやさしい甘さで食べやすく、抹茶クリームもあっさりしていて、ペロッと食べてしまいました。ちなみに「和雅家」は「我が家」のようにくつろいでもらいたいとのお店の想いの現れです。

軽く食べたいなら「ミニかき氷」や「コーヒーぜんざい」がおすすめ

ひとりだったので勧められた軽いスイーツ「コーヒーぜんざい」。コーヒー好きの私が驚くほどの旨いコーヒーでした。さすがにサザエこだわりのスペシャリティコーヒーでした。

「和雅家」の夏のメニューはこちら　目移りしてどれも食べたい

和菓子の売り場にも夏スイーツが満載です。

ふんわり溶けたかき氷を楽しんだ後は、和菓子の売り場を散策。実は持ち帰れる夏のスイーツが散りばめられていました。なんと持ち帰れるかき氷、冷たくして美味しい冷やしぜんざい、夏のおもてなしに水羊羹とこちらも目移り必至でした。

やさしさとおもいやりのおもてなしで50周年

サザエは創業昭和48年（1973年）で今年50周年。おはぎはグループ年間販売数なんと1000万個、あんこ使用量は1500トンに及ぶそうです。筆者がお店で感じたのはその実績の数量にも驚きましたが、お店の女性スタッフのお客様へのやわらかい接客と一人客である私へのメニューでの気遣い、お年寄りのお客様への店内冷房の調整の配慮、メニュー一品一品の甘さやボリューム、素材と美味しさへの開発者のこだわりが多くのファンに伝わり支持と実績を作っているということでした。猛暑に負けそうなこの夏、ぜひサザエの夏スイーツで乗り切ってください。

INFORMATION

おはぎのさざえ