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西宮北口|ピンチョスが映える、駅近で本格的なスペイン料理

普段の生活で、我々が口にするいろいろな料理。パッと思い付くのは和食や中華、イタリアンにフレンチ、それにカレーなどのインド料理あたりではないでしょうか。

西宮でもいろいろな国の料理が楽しめるようになってきましたが、「スペイン料理」が楽しめるお店は多くありません。今回はあまり馴染みのない、本格的なスペイン料理が駅近で味わえる「バスクバル・チャコリ」さんをご紹介します。

阪急西宮北口駅から徒歩 2分のロケーション

阪急西宮北口駅から北へ徒歩 2分、行列が途切れない事で有名な番場亭さんの近くにお店があります。

「バスクバル・チャコリ」さんが入っているのは、飲食店が多く入っているビルの1Fになります。少しわかり辛いですが、外にわかりやすい看板が立っているので迷う事はないと思います。

いかにもバルっぽい楽し気な看板のある階段を少し上がると…

お店の入口があります。

お店の中はすごくいい雰囲気。窓からのぞく景色も異国のように思えます。

お店の奥にワインセラーが見えているのがいいですね。筆者はお酒がダメですがテンションがあがります。
座席は 4人掛けのテーブルが 4つ、窓辺のカウンターにもいくつか席があります。他にも椅子が用意してあるので最大で25名程度は収容できそうです。

いやぁ、いい雰囲気ですね。赤い壁がスペインの情熱を感じさせます。今回はランチで訪れていますが、本来は夜にタパスなどの料理でお酒を楽しむお店です。

ランチメニュー。「ピンチョスランチ」と「週替わり!スペインご飯ランチ」は各10食の限定になっています。

本日のピンチョスとスペインご飯の説明があります。筆者だけかも知れませんが、知らない言葉がいくつかあるのもワクワクしますね。本日のスペインご飯「アリカンテ」ですが…

スペインでは定番の魚介を使ったパエリアのようです。これは食べたい!

ちなみにスペイン料理には「アロス・コン・~」という料理の名前が結構ありますが、これは「~をご飯と共に」という意味になります。

週替わり!スペインご飯ランチ

パエリアが食べたかったので、今回は「スペインご飯ランチ」を頼んでみました。

まずはスープ。

ガスパチョかじゃがいもの冷たいスープが選べましたが、今回はじゃがいものスープにしました。ちなみに今回は 2人で訪問したのですが、お店の方のご厚意で半分の量で 2人分出していただきました。なので写真は本来の半分の量だと思って下さい。

これはうまい。少し粘り気のあるじゃがいもの冷たいスープ。中にはクルトンではなく、小さなパンが入っています。パンにスープが浸み込んでいて、これがまたうまい。スープですが、じゃがいもが入っているので見た目以上に食べ応えもあります。

そして前菜盛り合わせ。

下戸の筆者でも「ワインと合うよ!」と皿が訴えてきているのが直感的にわかります。水菜と人参を酸味のあるドレッシングで和えたサラダは見た目にも味もわかりやすいのですが、他の料理の説明を少し。

この丸いフライは塩ダラのすり身をフリットにしたものです。サクッと軽い食感ですが、口に含むと塩ダラの塩味と、柔らかい白身の味が広がります。これは間違いなくワインですね。飲めないけど。

こちらは「ボケロネス」と呼ばれる、イワシのマリネ。酢漬けの酸味と、イワシの塩味がワインを呼び付ける逸品。いやぁ、美味しいです。

お次はこちら。カタルーニャ風ほうれん草の炒め物。ほうれん草とレーズンの炒め物です。予想以上に濃い味で、言味うなれば濃い味のバターソテー。レーズンも甘いよりも塩味、そしてほのかな酸味が全体の濃い味にひと時の清涼感を演出します。これはもうワインを飲むしかない。飲めないけど。

そして真打登場。魚介を使ったパエリア、「アリカンテ・パエリア」。これは豪華!

ムール貝、アサリ、イカ、そして半身に切られた海老から出る旨みの全てを、ご飯がスポンジのように吸収、いい意味でものすごい旨みの濃い、ご飯が滅茶苦茶うまいパエリアに仕上がっています。これは他のスペインご飯も食べたい!

ピンチョスランチ

こちらは「ピンチョスランチ」のサラダ。

新鮮野菜に酸味のある人参、そしてこれもクルトンではなく小さく切ったパン、上から濃い目のシーザードレッシングがかかっています。濃い目の味なので、これだけでもワインが進むこと間違いなし。飲めないけど!

そしてピンチョス。見た目が美しいので、この時点で美味しそう。

こちらは「2種類のチーズのメンブリージョ」。

「メンブリージョ」とはカリンから作った固形のジャム。ジャムの甘みとチーズ独特の香りがパンに合います。言うなればクアトロフォルマッジのピザと、ハチミツの関係に近いかも知れません。これもワインが進むこと間違いなし。

お次は「生ハムとマンサナ」。

なじみのない単語が続きますが「マンサナ」とはリンゴの砂糖煮。塩味の効いた生ハムに、リンゴの濃厚で甘いジュレがとても合います。串に刺さっている赤い実はペッパードロップと呼ばれる唐辛子の一種。甘酢漬けにしてあるので辛くはなく、甘酸っぱい印象で面白いアクセントになっています。ワインが進みますね。

最後は「ロシア風ポテトサラダ」。

こちらはポテトサラダなのですが、正直なところ何が入っているのかわかりません。ただ、美味い!そして何度も言うようにワインが進みます! オリーブとゆで卵が見た目のアクセントになっているのもかわいいですね。

今回、筆者は「週替わり!スペインご飯ランチ」をいただきました。筆者の胃袋力は回転寿司10皿分ですが、「週替わり!スペインご飯ランチ」をいただくとちょうどいい感じです。パエリアは 200円追加で大盛に変更することもできます。味は間違いないので、もうちょっと食べたい方にはオススメです。

ランチ営業は2022年 7月 2日より開始

今回は阪急西宮北口駅から北へ徒歩 2分のところにある「バスクバル・チャコリ」さんをご紹介しました。

専門用語が多く、料理の内容がわからない場合はお店の方にお聞きすれば細かく教えてくださいますので、ご安心ください。お店の方に聞いてみたところ、お店自体は前から営業されているそうですが、ランチ営業を始めたのは2022年 7月 2日からだそうです。ただ、お昼は満席になりますので予約をされた方が確実だと思います。

本格的なスペイン料理が食べたくなった方はもちろん、スペイン料理がまだピンと来ない方にも、ぜひ一度足を運んでいただきたいお店です。

INFORMATION

バスクバル・チャコリ

  • 〒662-0832 兵庫県西宮市甲風園 1-6-6 エクセル北口 1F
  • 0798-64-2227
  • 土曜、日曜、祝日のみ営業 11:30-15:00 (L.O. 14:00)
  • 平日 18:00-25:00 (L.O. 24:00) 土曜 16:00-25:00 (L.O. 24:00) 日曜、祝日 16:00-24:00 (L.O. 23:00)
  • 阪急西宮北口駅から徒歩 2分