甲子園口｜ボリュームたっぷりのチーズナン

JR甲子園口駅南口から徒歩すぐ。これぞカトゥマンドゥといった感じでブッダ・アイが出迎えてくれる、カトゥマンドゥカリーPUJA甲子園。リーズナブルでボリュームもあっておいしい、という評判でランチが人気なのですが、今回はディナーの時間にお邪魔しました。

ブッダ・アイが目印

夕闇迫る甲子園口駅の南口。野球のバットのモニュメント前を通って（ここから甲子園球場は実はとても遠いのだけど）、すぐ先の通りを西へ歩くと、程なく右手に現れるのがカトゥマンドゥカリーPUJA甲子園です。黄色い壁のお店には、ネパールの寺院などでよく見かけるあの「目」、ブッダ・アイが描かれています。仏陀に見つめられては入らないわけにはいかない、という気分になりますね。

表から見える間口はさほど広くないのですが、入り口をくぐってみると店内は結構広く、明るくさっぱりとした清潔感があります。奥にはちょっと仕切られた個室風のスペースもあります。おこさま連れでも安心なのではないでしょうか。

辛さが選べます、ビーフもあります

メニューはもちろんカレーがメインで、タンドリー・チキン、マトン・ティカ、ビリヤニ（ネパール風焼きめし）といった定番のものが並んでいます。ちょっと珍しいのは、チキン、マトン、エビといったお馴染みのものに混ざって、ポークやビーフのメニューもあることでしょうか。この辺り同じカレーでもカトマンドゥ（ネパール）ですから、インドとは少し違うんでしょうね。

また、カレーは辛さが0番から11番の12段階の中から選ぶことができます。一番甘いのが0番で、辛いのが11番です。さらに辛いのが好きな人には「ジョロキア」や「キャロライナリーバー」といった、名前を聞いただけでも口が痛くなるような凶悪なやつも用意されているようです。

とりあえず飲み物はラッシーをお願いして、メニューを楽しみながらバターチキンカレーとココナッツチキンカレー、チーズナン、タンドリーチキン、タンドリーポークティカを頼みます。タンドリーチキンは骨付きのお店が多いですが、ここは骨なしです。結構大きめのがお皿に二つ載ってきます。カレーはきちんと粘りけのある、私たち日本人にも食べやすいタイプのものです。ちなみに辛さは同行の皆さんの意見を採り入れて「11番」、いや、違います、「1番」にしました。はい、ぼくも含めてみんな根性無しです。ごめんなさい。なので、ほぼ辛くなくて、でもとてもおいしいカレーです。バターチキンカレーは豊かなこく、ココナッツチキンカレーは爽やかな味わいで、どちらも甲乙つけがたいおいしさです。

そして、今回一番楽しみにしていたのがチーズナン。ここのナンはふかふかでボリュームがあって、それでいて表面がきちんと「ぱりっ」としていて大好きなのですが、チーズナンはそこにさらに大量のチーズがこってりと充填された感じで、味も量も素晴らしいのです。ただ、その「量」はもしかすると、小食な方にはちょっと辛いものになるかも知れません。これを食べてしまうとメインのカレーがもう入らない、なんていうことも考えられるからです。しかしここのお店はお持ち帰りもさせてくれるようなので、そんな場合は遠慮せずにお願いしてみるといいでしょう。